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7063村 【廃村】

情報 1日目 最新 |

-16 う゛ぁれっと れおん (reiarui) 2016/05/10 17:40:45
公開されない独り言
-17 う゛ぁれっと れおん (reiarui) 2016/05/10 17:41:01
あ、意外と少ない
荒らしてる人いるかと思った
-26 う゛ぁれっと れおん (reiarui) 2016/05/16 13:30:08
個人的に体格優位が右、精神的優位が左が好きです
性別……?
-33 提供 べーる (reiarui) 2016/05/29 16:27:39
胃にベール!セルベール!!
-74 魂の るすらん (reiarui) 2016/12/01 23:48:54
【7449村】
-75 魂の るすらん (reiarui) 2016/12/01 23:49:10
ミスったつら
[ねじれ天国 7449村]
-93 めぎつね さまりあ (reiarui) 2017/02/03 15:50:47
【11/100】
-110 なんとか仮面様 むじな (reiarui) 2017/04/08 10:05:47
……目が、覚めた。
なぜだか頭がぼんやりとした。
まるで、頭が考えることを拒否しているかのように。
……珍しい。
普段からいつも命の危機を感じていたんだ。こんな目覚めは久々だ。
ぼんやりとしたまま進める足。
重い。体が、重い。
ふと教室で止まったその歩みは、そう。自分に現実を気がつかせた。
……あぁ、そうか。
あれは、全て夢になったのか。
俺が死んだ事も、師匠が死んだ事も、仇敵が死んだ事も。
全て、夢に。
……いや。
……あの夢は、夢のようで、夢じゃない。
分かる。直感。目の前の奴ら。
全て、思い出した。

……いつだっただろう。
人が死ぬ、ということを。あの時の俺はきちんと理解していただろうか。
ごく普通の家庭の居間に、普通血の海なんて……見ないだろ?
凄惨な光景。忘れるわけがない。
……あぁ、やめだ。思い出すのは。気分が悪ぃ。

それにしても、だ。
全てが終わったと気を抜いたのが間違いだったか。
諜報員という立場。決して、知られてはならない、秘密。
仇討ちすべき相手は未だ生きている。
夢は、所詮、夢。
夢で無力さは実感した。
だから、なんだ。
そもそも、実力でなく夢の力に頼った俺が愚かだったのだろう。
あぁ、馬鹿馬鹿しい。
己も、夢も。全て。
馬鹿馬鹿しい。
……なぁ?自分は分かってんだろ?
夢は現実で塗りつぶしてしまえばいい。
それは、美しい、赤に。


……あの学園に近寄らなくなって久しい。
そもそも発端は、中々珍しい招待だと俺が食い付いたからだ。
仕事の幅の拡大と。
何より、普通の生活、というものに興味があった。
まぁどうやら、俺にはそもそも縁がなかったみてぇだけどよ。
幼い頃から復讐に賭した俺の人生。
普通、とやらも正直理想でしかない。
その理想も、俺にとっての理想か俺には分からない。
分からない、何も。

…………なぁ、知ってるか?
俺、仇返し済んだんだぜ。
学園から解放されて次に向かった隠密先で得た情報は、俺と犯人とを繋いだ。
初めて、己の手を汚した。
いつか見た、凄惨な赤。
今や、恍惚の赤。
あぁ……人殺し、なぁ……。
あの日赤に染めたナイフをくるくると回す。
そのまま目の前に広がる海へと投げる。
ぐらり。目眩がする。
おかしい。何かが、おかしい。
これに殺されたのは、誰だったか。
仇敵か?親か?師匠か?
……それとも、俺?

復讐に賭した俺の人生はなんだったか。
もう憎き相手は、いない。
俺の人生は。復讐は。終わった。
虚無感?罪悪感?……俺はそれを知らない。
ぽつり。
いつの間に空は灰に染まったらしい。
俺の頬を伝うのは雨か、それとも


Dear.X
いつか、必ず


-111 なんとか仮面様 むじな (reiarui) 2017/04/08 10:20:21
……目が、覚めた。
なぜだか頭がぼんやりとした。
まるで、頭が考えることを拒否しているかのように。
……珍しい。
普段からいつも命の危機を感じていたんだ。こんな目覚めは久々だ。
ぼんやりとしたまま進める足。
重い。体が、重い。
ふと教室で止まったその歩みは自分に現実を気がつかせた。
……あぁ、そうか。
あれは、全て夢になったのか。
俺が死んだ事も、師匠が死んだ事も、仇敵が死んだ事も。
全て、夢に。
……いや。
……あの夢は、夢のようで、夢じゃない。
分かる。直感。目の前の奴ら。
全て、思い出した。

……いつだっただろう。
人が死ぬ、ということを。あの時の俺はきちんと理解していただろうか。
普通、家庭の居間に血の海なんて見ないだろ?
肝脳塗地。凄惨な光景。忘れるわけがない。
……あぁ、やめだ。思い出すのは。気分が悪ぃ。

……それにしても、だ。
全てが終わったと気を抜いたのが間違いだったか。
諜報員という立場。決して、知られてはならない、秘密。
仇討ちすべき相手は未だ生きている。
夢は、所詮、夢。
夢で無力さは実感した。
だから、なんだ。
そもそも、夢の力に頼った俺が愚かだったのだろう。
あぁ、馬鹿馬鹿しい。
己も、夢も。全て。
馬鹿馬鹿しい。
……なぁ?自分は分かってんだろ?
夢は現実で塗りつぶしてしまえばいい。
それは、美しい、赤に。


……あの学園に近寄らなくなって久しい。
そもそも事の発端は、中々珍しい招待だと俺が食い付いた事だ。
仕事の幅の拡大と。
何より、普通の生活、というものに興味があった。
まぁどうやら、俺にはそもそも縁がなかったみてぇだけどよ。
幼い頃から復讐に賭した俺の人生。
普通、とやらも正直理想でしかない。
その理想も、俺にとっての理想か俺には分からない。
分からない、何も。

…………なぁ、知ってるか?
俺、仇返し済んだんだぜ。
学園から解放されて次に向かった隠密先で得た情報は、俺と犯人とを繋いだ。
初めて、己の手を汚した。
いつか見た、凄惨な赤。
今や、恍惚の赤。
あぁ……人殺し、なぁ……。
あの日赤に染めたナイフをくるくると回す。
そのまま目の前に広がる海へと投げる。
ぐらり。目眩がする。
おかしい。何かが、おかしい。
これに殺されたのは、誰だったか。
仇敵か?親か?師匠か?
……それとも、俺?

復讐に賭した俺の人生はなんだったか。
もう憎き相手は、いない。
俺の人生は。復讐は。終わった。
虚無感?罪悪感?……俺はそれを知らない。
ぽつり。
いつの間に空は灰に染まったらしい。
俺の頬を伝うのは雨か、それとも


Dear.X
いつか、必ず

-180 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2019/10/03 12:45:30
【3/5】
-181 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2019/11/02 15:46:26
…あは、 やっと手に入れた……可愛いボクのヘンリーくん

(理解できていない様子の相手を気にかけることもなく、跨り見下ろしたままにうっとりと目を細めてその頬を掌で、まるで宝物に触れるかのようにそっと撫でる。その目からは光が失われ、ただただ自らの深い欲を映した)

ずっとずっと、こうしたくてたまらなかったんだ…
キミを二人だけの家に閉じ込めて、ボクだけのものにする…
そしたらキミは永遠にボクのことしか見ないし、ボクのことだけしか愛さないでしょ?
ボクはずっと、ずっと…ヘンリーくんのことしか見てないから……これでお揃いだね

ヘンリーくんと一緒になるためにね、ボク色々用意してたんだ
この家だって、キミと暮らすために用意したんだよ…
二人で暮らすのに十分な部屋と二人がけのソファに二人分の食器、二人で寝るのにぴったりな大きなベッド……まだ欲しいものがあるなら、今度二人で買いに行こうね
食器も洋服も全部お揃いなんだ。だって一緒がいいでしょ?
この部屋だって、二人で暮らすのを邪魔されたくないから。なるべく人通りの少なくて、且つ周りに気にされにくい人の多い場所の……ここにしたんだ
そしたら、二人で出かけるときも誰にも見つからずに出かけられて、二人だけの時間を過ごせるでしょ?
このレッグカフだって、キミのために用意したんだ
痛くなっちゃだめだけど、抜け出せたら意味がないからって探すのに苦労したんだよ。褒めて?
…ホントは最悪キミを眠らせて既成事実でも作り上げようかなって思ってたけど……キミから欲しがってくれたから、睡眠薬もローションも全部使わなくて済んじゃった
…あは……キミのボクへの想いが抑圧されて増幅してたのは知ってたけど、ここまで……ここまでボクのことを欲しがってくれるって思ってなかったから、嬉しかったなぁ
そうそう……ヘンリーくんと幸せになるならさ、やっぱりこういう体の繋がりも必要でしょ?
だから、キミがボクを抱きたいって言っても、ボクに抱かれたいって言ってもいいように、ボクちゃーんと用意してたんだぁ
胸もちゃんと使えるようになるまで一人で開発するの凄く大変だったけど、ヘンリーくんが嬉しそうに食べてくれたから、やっぱりやっといてよかったなぁ
後ろも慣らすの時間かかったし痛かったけど、キミのを直ぐに受け入れるためにはやっぱ必要だったし、頑張ってよかった
あは…これから沢山、可愛がってね?ヘンリーくん

(普段必要以上に多くは語らず、また自分のことはさっぱり話さないけれど、今は伝えたいことが多すぎてまくし立てるように話してしまう。全部全部、ヘンリーくんのため。全部、二人で幸せになるためにやったことだから。ヘンリーくんも、大好きなボクと二人で幸せになれるんだから、きっと喜んで褒めてくれるでしょ?)

前キミが隣にいるのに客と仲良く話してキミが妬いてたのも、気まぐれにキミの家に遊びに行って誘惑まがいのことをしてキミを期待させたのも。今日のあの時ボクが普段と違う方に曲がったのも、キミがボクをつけてきたのも。全部全部全部全部、ぜーんぶ、ボクが仕組んだことだよ
ヘンリーくんにもっと好きになってほしくて、ヘンリーくんにもっとボクを見てほしくて
それで、早く二人で幸せになりたかったから
ね?ボク、ヘンリーくんのために頑張ってたでしょ?

(今は何が起こったかわかってないから困惑してるけど、だけど、ボクが二人のために沢山やってきたってきっとわかってくれるはず。喜んでくれるはず)

あは……これからは、家に帰ったらすぐにヘンリーくんに会えるんだね…
ヘンリーくんといつでも話せて、いつでも会える…いつでも触れ合えるし、いつでも触ってもらえる…
幸せだなぁ…ね、幸せだね、ヘンリーくん?

(手を頬から離して、自分の下に敷いた相手の背中に腕を回し優しく、それは恐ろしいほどに優しく、相手の体を起こして抱きしめた。素肌がより触れ合って温かい。なんだか、本当に一つになれたみたいな気持ちに包まれる。幸せだ。幸せだね、ヘンリーくん。これでやっと、二人で幸せになれるね)
-182 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2020/03/10 21:08:10
(咎める様な声が耳に届く。傷つけた。表情を見なくてもわかる。俺は、決して彼女に辛い思いをさせたいんじゃない。ずっとずっと、笑顔でいてほしいのに。上手く振舞えないことがもどかしくて、曖昧な表情で奥歯を噛み締めた
…何度だって恨んだんだ。自分が獣人であることを。もし……もし俺が普通の人間なら、普通の人間として彼女を幸せにできたかもしれない
……なんて、意気地なしの言い訳だなんて分かってる。ずっと前から気が付かない振りをしていた彼女に抱く恋慕の情も、こんな俺では、彼女に釣り合わないことも。……俺にできる事は、一つしかないことも)

……なあ、ニーナ
俺に、攫われてくれないか

(好きだ、とか付き合おう、とか。もっと前に伝えるべき言葉はいくらでもあった。だけど、思わずこの言葉が口をついて出てしまったのだ。思い付きなんかじゃない。だけど、この言葉がニーナを苦しませることを知っていたから。俺が、彼女が全てを失ってでも、今以上に幸せにできる自信がなかったから
それでも彼女が自分の目の前で、自分じゃない、好きでもない誰かの隣で"いい子"にしているのを見ることを想像することは恐ろしかった。俺なら、もっと彼女を幸せにできるのに。笑顔にできるのに。…俺なら、彼女の幸せの為に何でもするのに。さっき彼女の横顔を見た俺の穏やかさは、きっとそんな決意だった)

ニーナの笑顔の為に、何でもする
俺に、ニーナを幸せにする権利をちょうだい

(拙い文句だけれど、駆け落ちが容易でないことくらいわかる。いつになく真剣な眼差しで、表情で向き合って。本気だって、伝わってほしい。暖かい風が頬を撫でるけれど、まるで時間が止まったように感じた)
-184 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2020/06/12 19:46:26
(読むのに、どのくらいの時間がかかっただろうか?
わからない。わからないし、もう気にするまでもなかった。
手紙を濡らしたくはなかったのに、どうしても涙は溢れて。
ところどころ、涙でインクが滲んでしまった。

……どこまでも、優しい人。
きっと私を縛り付けたくなくて、愛していると書かなかったのだろう。
ただただ、私の幸せだけを願って

あのね、あなたはよく、エディが一番だ!なんて褒めてくれたけれど。
私にとってはいつだって、あなたが一番だった。
私の料理を一番美味しそうに食べてくれたのも、喜んでくれたのも。私を一番に想ってくれて、一番傍にいてくれたのも。
私を一番幸せにしてくれたのも、テイトさんだった。

私は、あなたを幸せにできていたかな?
私が、あなたと過ごす時間を幸せだと思っていたように、あなたもそう思ってくれていたなら嬉しいな。
でもそれは、ちょっと欲張りかな?

…あなたがいつだって、最期まで、私の幸せを望んでくれていたのはしってるの。
でも、ごめんね。
あなたの代わりなんて、私にはきっと、見つけられない。
あなたと過ごした時間はかけがえのないもので、私の中の、本当に大切なものだから。
…お願い。だからまだ、あなたのお嫁さんでいさせて
…重いかな?あはは、ごめんね

…あなたなしに、私は完璧完璧になれるかな?
あんまり、自信ないや
ずっと、あなたに頼りっぱなしだったから
…だけど、いつか完璧完璧になれるまで
あなたが胸を張って誇れるような妻になれるように頑張るから

私のことを、傍で見守っていてくれますか?)

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