補遺1: SCP-508-JPを地上に於いて観測するため、部分的に[削除済]と[削除済]の理論を用いた光転移観測装置が試験的に開発され、観測が実行されました。
観測装置は現行の光屈折による観測装置のおよそ████倍の観測限界を記録し、また光源と光到達点とのタイムラグを最長47.12秒まで短縮する事に成功しました。
本観測装置を使用してSCP-508-JPの最初の地表での観測が行われました。
観測が開始されてから429秒時点でSCP-508-JPが休眠状態から覚醒しました。SCP-508-JPは観測装置の方を振り向き、ゆっくりと笑顔で観測装置に向かって手を振りました。覚醒中、SCP-508-JP近隣の観測班が著しい放射線の増加を記録していました。
SCP-508-JPの動作は27秒後に終了し、SCP-508-JPは再度休眠状態に入りました。
SCP-508-JPの動作によっておよそ370の惑星と21の恒星が破壊されました。これらの同時的破壊は宇宙空間に於いて生体にとって致命的な衝撃波と放射線による余波の発生を引き起こしました。これら余波は[削除済]年後に地球天体に何らかの影響を与え得る位置に伝播すると見られています。
SCP-508-JP近隣の観測班はSCP-508-JPが動作の予兆を示したのと同時に退避していたため、本事象による損害はありません。
巨大すぎィ!