人狼達は、邪眼 サリエーラ を襲撃します。(ランダム)
祓魔師 ダンテ は、統率者 アーサー の身辺を調査しています。
邪眼 サリエーラ が無残な姿で発見されました。
邪眼 サリエーラ の遺書が公開されました。 「この手紙が見られている、ということは私はもう居ないのでしょう。 すなわち私の目的...使命は果せなかったということね。 悲しいけれどそれもまた運命...ということかしら。 まあきっと向こうも分かっていると思うし。この仕事には犠牲は付き物よね。 でも、やっぱり悔しいな。 出来ることならこの眼で全てを見届けたかった。 おばあちゃん、ごめんね。私には無理だったみたい。 もう1度、忘れてしまったあの景色を見たかった。忘れてしまった人達と会いたかった。 今となってはもう遅いのだけど。 あまり喋るのは良くないわね。でも最後にもう一つだけ... ナタリアおねーちゃん、生きてね。
サリエーラ」
 | !1 ahti_saari 2017/09/15 00:58:43 ▼ | | To : 邪眼 サリエーラ ナタリアの言葉に従い戸締りをしたサリエーラであったがやはりどこか落ち着かなかったんだろうか。 趣味のアクセサリー作りをしていたが、針金で指を傷つけてしまった。 血が少しだけ滲んだ。 少しして、サリエーラはもう寝ようとベッドに向かったが、その時妙なことに気づいた。 灯りが不自然に瞬いているのだ。燃料が切れそうなのだろうか、とそちらに向かおうとするとふっと嫌な予感がして足が止まる。 そしてそのあと壁が不自然に盛り上がる、家が揺れる。 さっきヘクターが言ってた通りだ。 つまり、この後は。 文字でしか知らなかったおぞましい異形のものが、自分を襲おうと、目の前で。 |
 | *1 ahti_saari 2017/09/15 01:10:01 ▼ | | 今日も血の匂いが漂う。 ぼんやりする意識の中でもサリエーラがどこか諦めたような顔で、襲われていたのが妙に意識に引っかかった。
… ……
ふと、帰りの途中で気配を感じる。 「裏」への扉が見つかった。やはり最初にいなくなったリンミュールの家のすぐそばにあった。 なぜ今まで見つからなかったんだろうと思いつつもやっと見つかったという安堵に包まれる。 これでもう人を襲わなくともいい。被害は出してしまったけども…
【リンミュール家は一度探したはずなのになかったのにはちゃんとした理由があります。もうすぐ分かるけども。 さて扉は見つかったあなたたちはどうするのでしょう?】 |
 | #1 ahti_saari 2017/09/15 01:24:03 ▼ | | 相変わらず夜の村は静寂に包まれている。 しかし、安心はできない。いつヘクターの言っていた化け物が現れないとも限らないのだ……。
… …… ………
朝になった。今日はサリエーラがいなくなった。 やはり家は荒らされたようになっているが、そこまで派手に荒れてはいなかった。
いつまでこの行方不明事件が続くのだろうかと村人が不安を抱く中、事態は急展開を告げようとしている。
【本日をもって終幕とさせていただきます。皆さんのRPに頼りきりになってしまうようで申し訳ないですがよろしくお願いします。】 |
 | +1 ahti_saari 2017/09/15 01:44:44 ▼ | | (※軽いグロ注意)
グチャ、ベチャと不快な音が響き渡る。 数日「こちら」で過ごしたサーヴァントは特に思っていることだろう。 最初に姿を消したリンミュールはどこへ行ったのかと。
その答えが目の前にあった。 あちこちスライムのようなものにまみれ、口はナメクジのようなものを咥え、だらんと腕がネバネバのものに引っかかっている。 有り体に言うなら、磔といったところだろうか。 見ているだけでも吐き気を感じるようなおぞましい格好になってしまっている……。 |
 | +2 ahti_saari 2017/09/15 01:46:30 ▼ | | 【というわけでリンミュールくんは「死亡」しました。描写抜けが多くて申し訳ないです…】 |
 | *2 女中 ジェイン 2017/09/15 07:16:01 ▼ | | …ノエル様、これで帰れそうですね まさか扉がリンミュール様の家のそばにあったなんて… |
 | 3 女中 ジェイン 2017/09/15 07:28:14 ▼ | | ………………はい、そうですね 本日はサリエーラ様でございます |
女中 ジェインは、何かを我慢しているようだ 2017/09/15 07:34:25
 | 5 時計屋 ナタリア 2017/09/15 07:36:58 ▼ | | はっ…!
今日も地鳴りがあった、それもとても近かった! つまり、つまり…! |
時計屋 ナタリアは、主の居ないサリエーラの部屋で、手紙を見つけ立ち尽くした 2017/09/15 07:38:47
 | 7 時計屋 ナタリア 2017/09/15 07:43:35 ▼ | | どうして、どうして貴女が!? 誰よりも優しくて、あなたのおばあちゃんが大好きで、笑顔が素適なサリエーラちゃんが…! 目的、あぁ、貴女がどんなことを考えていたのか、私はまだ聞いていない、何も知らなかった! 貴女のことを、もっと聞かせて欲しかった…! |
 | 9 時計屋 ナタリア 2017/09/15 07:50:31 ▼ | | いや、多分あの子はまだ生きているでしょう。もし異形のものに食べられる目的だったとしても、きっと最初にいなくなった人からでしょうし…。
って。あら、あら、ジェインさん? あぁ、ごめんなさい。悪気は無いの、許してくれないかしら。 貴女もまた、大切な方を亡くした一人だったわね。 |
 | 10 女中 ジェイン 2017/09/15 07:52:18 ▼ | | 確かに、私は大切な人が消えてしまいました …それだけでなく、私は今も罪を重ねています 必要な犠牲とはいえ…心苦しいものですね |
 | -2 時計屋 ナタリア 2017/09/15 08:01:01 ▼ | | 生きてね、って、まるで死に際みたいじゃない。格好つけちゃって、柄でもない、怖いくせに! …あぁ、いいえ、これは間違い。あの子はずっと、ああいう子だった。 はぁ。本当、何で今になって。 |
時計屋 ナタリアは、女中 ジェインの口元を訝しげに見つめた 2017/09/15 08:06:34
 | 12 女中 ジェイン 2017/09/15 08:29:13 ▼ | | …20年前ほど前のことです とある研究によって、表の世界と裏の世界が繋がってしまいました その影響で何名かが裏の世界に取り込まれてしまいました 数日後…取り込まれてた者の生死が判明した後、生存者を救出し、その扉を閉じました 生還したのはとある少女だけでした… …その事件は表には知られてはならないということで、人々の記憶から消去されました …昔話は以上になります |
 | 13 女中 ジェイン 2017/09/15 08:39:41 ▼ | | ここからは現在のお話になります 扉が閉ざした後、彼女は普通に生活をしていました ですが…最近、またその扉が開かれてしまったのです 扉を開いた者は裏の世界へ取り込まれてしまいました
次の日に商人が、そのまた次の日には咎人が、そのまた次の日は幼い娘が消えました …彼女は怖かったです、親しかったものを、本能の赴くままに…裏の世界へと誘ってしまったことが
…この話からわかるかもしれませんが、彼女が今回の事件の犯人だったのです |
 | 14 研究者 ヘクター 2017/09/15 11:50:02 ▼ | | なるほど、…真偽も怪しいし色々言いたい事はありますが。 信じるとしたら、裏の世界に取り込まれた者の救出方法、そもそも生きているのか死んでいるのか、門の閉じ方…ここら辺の情報が必要ですね。調べる手立ては、思い付きませんが… |
 | 16 時計屋 ナタリア 2017/09/15 15:14:44 ▼ | | ? 状況が飲み込めないのだけれど…1つ確認していいかしら。 ジェインさんは、ヘクターさんが前に言っていた“異形のもの”なの? |
 | *3 女中 ジェイン 2017/09/15 16:38:22 ▼ | | …いずれはわかる話でした ですが…ノエル様は罪なき人として記憶されますよう… |
 | 19 女中 ジェイン 2017/09/15 16:53:58 ▼ | | …? いえ、巻き込まれたのは研究に関わっていた方だけではありませんよ? |
 | 20 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 17:01:55 ▼ | | ・・・ひとまず、ジェインが異なる世界の者であることはわかった。 分かったところで解決策は出てこないが。 |
 | *4 帽子屋 ノエル 2017/09/15 17:19:09 ▼ | | 僕のせいにしてくれても良かったのに むしろそうしてくれたら…嬉しかったんだけどな |
 | *6 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:02:48 ▼ | | よかったよ というか悪者にしてくれてもよかったよ 何でキミが全員襲ったことになってるのさ ……セトさんには、キミは何もやってないじゃないか |
 | *7 女中 ジェイン 2017/09/15 18:26:43 ▼ | | ……良いんです 誰が襲ったとはいえ、襲う事を知っていた私だって同罪ですから |
 | *8 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:28:16 ▼ | | 結局行動に移してないから何もしてないってことでいいの
うーん、こういう悪役を背負わせたくはなかったんだけど |
 | *10 女中 ジェイン 2017/09/15 18:30:19 ▼ | | …ノエル様こそ、お強いです 私が襲うのを躊躇った日だって…ノエル様は襲ってくださいましたから |
 | *11 女中 ジェイン 2017/09/15 18:31:08 ▼ | | …最低最悪の悪女と罵られようと構いませんから それがお似合いかと思われます…少なくとも、今の私には |
 | 26 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 18:36:37 ▼ | | ああ、でもその人柱には条件があってね、裏の世界つまり魔なる物の世界に少しでもいいけど関わりがあるもの...だ。
...ちなみに、人を殺めた事がある人が1番適任だ...。 |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私が全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように、私や犠牲になってしまった皆様が幸せになれなかった分も幸せになってください…」
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私が全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように、私や犠牲になってしまった皆様の分も幸せになってください…」
 | 28 統率者 アーサー 2017/09/15 18:55:46 ▼ | | ただの町娘ではないのか...? 君の名前すら知らないが君はただの町娘なのだろう? |
 | 30 統率者 アーサー 2017/09/15 18:57:43 ▼ | | みんなただの人だろう? 違うのか? ただの人だと言ってくれ |
 | 31 統率者 アーサー 2017/09/15 18:59:45 ▼ | | 君もただの人、ただの町娘 いなくなった彼らもただの少年少女にただの商人だ 普通の人間だ そうだろう? |
 | -5 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:00:40 ▼ | | もういいか 自分を飾ることも 全部やめちゃってもいいか これで、終わる |
 | 33 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:01:16 ▼ | | 確かに裏の民であるジェインが人柱に適任とも言えるが・・・。 別の方法はないのか? 犠牲を出す方法以外にも何か・・・。 |
 | 34 女中 ジェイン 2017/09/15 19:01:54 ▼ | | …そうであったらどれほど良かったのでしょう ですが、誰かが犠牲にならないとこの失踪事件は終わりませんよ? それでも…私を、普通の人だと言い、本日も夜を迎えられますか? |
 | *12 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:02:32 ▼ | | ……どっちみち、俺のこの先が明るくなることなんてない だったら、だったらさ 最後に恩返しくらいさせてよ |
 | 36 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:02:53 ▼ | | いや、ここは私が人柱となろう。 「秘匿実験」のおかげで裏とも繋がりはある。 |
 | 37 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:03:57 ▼ | | 裏の世界に関わりがある者、ここに適任者がいる 俺が犯人だよ この一連の事件、全て俺のせい あの子がいったことは全部嘘だから |
 | 39 女中 ジェイン 2017/09/15 19:05:00 ▼ | | 嫌です…嫌…っ! 私、私を人柱にして下さい…ノエル様がそんなことするなんて…ダメです…!! |
 | 40 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:05:13 ▼ | | ・・・ノエル、まさか君から秘密裏に依頼されたアレはそのために・・・? |
 | 41 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:05:58 ▼ | | 違うよロザベラさん あれは本当に友達にあげたかっただけ 俺は魔法はからっきしだから |
 | 43 女中 ジェイン 2017/09/15 19:07:41 ▼ | | 私…旦那様に会わせる顔なんてないんです もう、何処へ行くこともできません ですから…ノエル様がそんなことをすることは…ダメです… |
 | 44 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:07:43 ▼ | | いや、あの話は全部嘘でもないな
20年前、裏と表が繋がった そのせいで何人かが行方不明になった そして、生還したのは2人だよ ジェインさんと、俺 |
 | 45 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:08:15 ▼ | | しかし、多少裏の知識を得た程度の私ではやはり人柱としての効果は薄いか。 すまない。 今回は助力できそうにないな。 |
 | 47 統率者 アーサー 2017/09/15 19:09:50 ▼ | | ならば私が統率者として人柱になろう みんなのリーダーなんだ 裏へ繋がる者がここにいるならばそのリーダーである私も関係しているだろう! |
 | 48 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:11:28 ▼ | | 異形のもの、ヘクターさんは見たんだっけ あれはね、裏に取り込まれた者の末路だよ 血の匂いに誘われて、誰かを襲うバケモノになるんだ |
 | 49 統率者 アーサー 2017/09/15 19:12:04 ▼ | | 君たちにはもうなにも失って欲しくないんだ これ以上... いまさらだと言われようがこれから先何かを失う理由もない 故になにも失わせたくないんだ |
 | 50 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:15:28 ▼ | | こっちに帰ってきて20年 これだけ長い時間過ごしてたら分かったこともある それは、「寝てる間は本能の支配はない」っていうこと ま、これまで血の匂いがあるからっていって襲いたいって思ったことはあるっちゃあるけど行動に移したことはないんだけど ここ数日でその衝動が強くなったんだよね その原因が、裏とまた繋がったことってわけ |
 | 51 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:17:57 ▼ | | まーひどいもんだと思ったよね もしかしたら、人間としてこのまま生きていけるんじゃないかって、ちょっとは希望持ったりしてたんだけど
でも逆にチャンスだと思った バケモノはバケモノの世界に帰るべきだけど、その方法が分からなかったからね それから俺は裏に帰る方法を探しに、夜の町をふらふらしてた |
 | 52 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:21:13 ▼ | | はじめに言ったけど、裏からの生還者は2人いた そのうちの1人のジェインさんも、バケモノになっていたみたいだね ある程度協力関係ではいたけど、だからと言って2人とも深夜徘徊するわけにもいかないだろう? もし2人が別々に人を襲ったらどうなる?この町の人間はすぐに消えてしまうよ だから、彼女にはこの数日、夜は眠ってもらうことにしてた 彼女には睡眠薬を渡していたからね、それを使ってもらってたんだ |
 | 53 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:23:58 ▼ | | てことで、ジェインさんは一連の事件の犯人ではないし、ただの20年前の事件の被害者だ 反対に俺は本能のままに人を襲った、事件の加害者
1番はじめに、ジェインさんは言ってたよ 「裏に帰った方がいいのかもしれない」って だから、門を閉じる前に、彼女がまだ誰も襲わないうちに、裏に帰せないかな |
 | 54 女中 ジェイン 2017/09/15 19:27:39 ▼ | | …旦那様を襲った私に罪がない…そんなこと、あるわけないじゃないですかっ!! だから…ダメです…ノエル様は… |
 | 55 女中 ジェイン 2017/09/15 19:38:47 ▼ | | …ダンテ様の条件に当てはまるのは私達二人だけです アーサー様、申し訳ございません …私のような異形なものが、この街で生活をしていて… |
祓魔師 ダンテは遺言を書きなおしました。 「スヤァ!」
 | 58 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:51:16 ▼ | | ・・・人柱になれぬのならば、仕方ない。 私は屍魂術と蘇生術で死者を救い出す。 禁術だろうが知ったことか。 人が死ぬくらいなら罪人にでもなった方がまだいい。 |
錬金術師 ロザベラは遺言を書きなおしました。 「もう、救いはない。」
 | 59 女中 ジェイン 2017/09/15 19:57:53 ▼ | | …裏の世界へ行ってしまった方々の蘇生は効くものなのでしょうか? |
 | 60 研究者 ヘクター 2017/09/15 20:01:02 ▼ | | そもそも、死んでいるのか?助けられるのか、助けられないのか? |
 | 61 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 20:02:02 ▼ | | 蘇生術に限らず、裏に行ったものの魂だけでもこちらに引きずりだす魔術はある。 肉体がない者は類似の外見のホムンクルスに魂を移植する。 「秘匿実験」ですでに実証済みだ。 |
 | 62 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 20:04:13 ▼ | | たとえ外道に落ちようとも、リンミュール、貴様だけは何としても救い出す。 異形のままで終わらせてなるものか。 |
 | 64 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 20:14:59 ▼ | | ああ。 使用すればノーリスクではすまない、裏の秘術だ。 実際、実験の過程で多くを裏送りにした。 だが、今こうして呼び戻せるのなら安い犠牲だ。 |
 | 65 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 20:16:13 ▼ | | んとね、提案というのは...
実は人柱の他にもう一つ方法がある。僕が直接表と裏を繋いでいる部分を消す方法だ。
でもその代わり僕は裏の世界に留まるけどね...まぁ祓魔師だし死なないとは思うし、行ってみたい理由もある。 その間に、2人は裏の世界に行き、消えた人達はその間にロザベラさんの魔術で表の世界に連れ戻してもらう。
どうかな?1番良い方法だと思うけど。 |
 | 66 女中 ジェイン 2017/09/15 20:22:45 ▼ | | その場合…ダンテ様はどうなさるおつもりですか? 私達と同じように裏の世界に留まれば自然に体が蝕まれて行きますが…? |
 | 67 女中 ジェイン 2017/09/15 20:27:24 ▼ | | …いえ、蝕まれて行くわけではありません 可能性がある、ということですね |
 | 68 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 20:47:43 ▼ | | 伊達に祓魔師はしてないよ、裏の世界に対応できる術もちゃんとある。 僕は大丈夫だよ |
 | 69 女中 ジェイン 2017/09/15 21:12:17 ▼ | | …………いえ、やはりそういう訳にはいきません これは私が起こした問題です 故に…私にけじめをつけさせて頂きたいです… |
女中 ジェイン は襲撃対象選択を取り消します。
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私が全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように…」
 | 70 帽子屋 ノエル 2017/09/15 21:26:36 ▼ | | 何言ってんだダンテ 興味本位で裏に近づこうとするなよ 俺は反対 |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私はここでの全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように…」
 | -6 女中 ジェイン 2017/09/15 22:03:04 ▼ | | ………このままでは夜が来てしまいます もう、話し合いの余地はありません… |
 | 72 女中 ジェイン 2017/09/15 22:08:40 ▼ | | …それでは解決になりません 蝕まれた者がこちらに戻れば、今回と同様なことが起こります |
 | 73 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:13:04 ▼ | | >>72 ...いいや、そうとも限らない、消えた人達は蝕まれてるって言っても数日、まだ魔の力は薄いはずだ、僕なら取り除ける可能性が高い |
 | 74 女中 ジェイン 2017/09/15 22:14:52 ▼ | | …ふふっ? 考えてみて下さい…私達が襲ったのですよ? 既に蝕まれている可能性だってあるんです、そうなると…もしこちらの世界へ戻した時、どうなってしまうのでしょうね? |
 | 75 統率者 アーサー 2017/09/15 22:23:29 ▼ | | みんなは知ってたの...? 僕以外のみんな 違う世界があるってことも事件のことも なんで僕だけ知らないの? なんで...どうして...? |
 | 77 女中 ジェイン 2017/09/15 22:25:23 ▼ | | …本来は知り得ぬ事実を何故知っているのかは私にはわかりかねます ですが…アーサー様、統率者であろうとも知ってて良い事実と知らない方が良い事実もあるのです …ですから、そんなに気を落とさないで下さい |
 | 78 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:28:07 ▼ | | まだ助かる可能性がある人達も見捨てるって事か?
...それに、あまり祓魔師の力を舐めて貰っては困る。 完全に魔の力に飲まれていなければ、必ず僕が祓う、約束するよ。 |
 | 79 女中 ジェイン 2017/09/15 22:34:11 ▼ | | はい……だって…もう、手遅れですよ? 残念ながら…裏の世界に行った者はまず無事ではありません、無事なはずがないんです あちらには…異形の者がたくさんいますから |
 | 80 女中 ジェイン 2017/09/15 22:38:21 ▼ | | …どうか、諦めて下さい
…扉が勝手に閉まってくれると言うのならノエル様とこのまま帰りたいところなのですが… |
 | 81 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:43:10 ▼ | | それに...さ、僕はなんで情報屋になったと思う?
...僕はこの村生まれらしいんだ、物心つく頃には孤児院にいたけどね、その時に良く孤児院に来てくれた人が情報屋でね、なんでも知ってたよ。
僕はその時、自分が生まれた時にあった事を教えて貰った。 そして、その村の人達の記憶が、とある祓魔師の禁忌魔法によって消されているって知った。
魔法界では禁忌魔法を知っているだけで罪人になるんだ。
そこから僕はその人を探す為に情報屋になり、同時にその祓魔師に対抗できるように、自分も祓魔師になった。 |
 | 82 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:43:28 ▼ | | ...かれこれ10年くらい過ぎたかな、その禁忌魔法を使った祓魔師の情報は全く出なかった、でもある時風の噂で聞いたんだ、裏の世界にその人が居るってね。
まぁ最初は信じてなかったけど、どれだけ探しても出てこないし、本当に裏の世界はあった、信じざるを得ない状況なんだ。
なら僕は行きたい、裏の世界に。 |
 | 83 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:46:56 ▼ | | >>80 なら、誰かを人柱に、犠牲にして門を閉じるのか? 人柱になった人は消滅する、表にも裏の世界にも行けない。 |
 | 85 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 22:51:18 ▼ | | ・・・異形の肉体の中から、魂だけを分離する、という方法はできないだろうか? 流石に実験素材がなかったため成功する補償はないが。 |
 | 86 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:54:05 ▼ | | >>85 ...!その方法があったか! これなら完全に魔に飲まれていても分離出来る! |
 | 87 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 22:55:43 ▼ | | >>84 活路が見えて来たよ、僕の提案している案は、誰れも不幸にならない案だ。 無闇に自分で抱え込まないで大丈夫だ、僕に任せてくれ! |
 | 88 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:00:26 ▼ | | 分離した魂の移転先として、空のホムンクルスの素体を用意する。 あとは専用の装置に入れておけばそのうち擬似的な元の身体に戻る。 はずだ。 |
 | -8 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:07:24 ▼ | | 代償として私の身がもつかどうかだが・・・。 おそらく言ったら止められるな。 黙っておこう。 |
錬金術師 ロザベラは遺言を書きなおしました。 「我が身に救いはない。」
 | 89 女中 ジェイン 2017/09/15 23:13:59 ▼ | | 成功する保証がないものをよく希望として見られますね? 私は…研究や実験する人々をあまり好かないですからね 事実、私達が取り込まれてしまったのも…研究のせいなのですから |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私はここでの全ての罪を背負い、ここに散りましょう」
 | 90 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:14:58 ▼ | | んー、まぁダンテが言いたいことはわかるけど 本当に祓える? |
 | 91 女中 ジェイン 2017/09/15 23:15:44 ▼ | | …ノエル様? まさか…この者を連れて帰るおつもりですか? |
 | 92 時計屋 ナタリア 2017/09/15 23:16:10 ▼ | | ノエルさんに選んでいただいた帽子…。 こんなに素適なものを見分ける目を持つ人が、誰彼構わず裏の世界に引きずり込んでいたその人だったなんてね。 |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「旦那様…お慕いしておりました ですが、もう二度とお会いすることもないでしょう…
素晴らしい方とのご縁がありますように… どうか、お元気でいてくださいね…」
 | 93 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:19:38 ▼ | | ・・・成功させる方法はある。 私の全魔力を収束して最大級の魔法陣を作る。 私自身がどうなるかはわからないが、これなら確実にすべての魔術をコントロールできる。 |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「旦那様…お慕いしておりました ですが、もう二度とお会いすることもないでしょう… いえ、会うことがあったにしても私が旦那様に会わせる顔などございません… 旦那様を襲ってしまったこと、それは今でも悔いてます…ですから…
素晴らしい方とのご縁がありますように… どうか、お元気でいてくださいね…」
 | 94 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:20:22 ▼ | | ダンテ連れて行くかはアイツの実力による 本当に裏に取り込まれたときに責任なんて取れないからね |
 | 95 女中 ジェイン 2017/09/15 23:21:06 ▼ | | …これが誰も不幸にならないですか? …何処がですか?魔力を最大限まで利用する方法を使えば、ロザベラ様は…
間違いなく死にますよ? |
 | 96 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:21:11 ▼ | | ナタリアさん、嫌ならその帽子捨ててくれてもいいんだよ それが正しい選択だよ |
 | 99 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:23:42 ▼ | | どうせ大罪クラスの禁術使うんだ、生きていても無事じゃすまない。 であれば、命の有無など些細なことだろう。 |
 | 100 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:24:57 ▼ | | ふーん じゃあ、ジェインさんについてるあっちから持ってきた影響、今すぐ祓ってよ 完全に魔に染まってなかったら祓えるんだろ? |
 | 101 時計屋 ナタリア 2017/09/15 23:26:55 ▼ | | ダンテさんの案は。 あの子達がすっかり異形になってしまっているなら、祓ってしまってはいけない気もするの。 だから、本人達が“取り込まれる前で踏みとどまっている”ことが前提、且つダンテさん自身の気力の問題。
ロザベラさんの案は。 実験段階は終えているということで、ダンテさんの案より成功確率は高いけれど、魔力が足りるかどうか、がポイントとなりそうかしら? |
 | 102 女中 ジェイン 2017/09/15 23:31:46 ▼ | | …私を祓おうとももう手遅れですよ 既に取り込まれていますからね |
 | 104 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:34:13 ▼ | | ・・・いっそジェインとノエルの魂も魔の影響のない肉体に移し替えるか? |
 | 106 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:38:26 ▼ | | この方法ならジェインもノエルも、救えるかもしれない...! |
 | 107 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:38:52 ▼ | | >>105多量の魔力があれば、どうにかな。 魂がこちらにある分消耗は少ないからまだどうにかなる。 |
 | 108 女中 ジェイン 2017/09/15 23:41:14 ▼ | | …犠牲はつきものです 誰の犠牲も無い、そんな世界があるわけないんです ですから… |
 | -9 時計屋 ナタリア 2017/09/15 23:42:16 ▼ | | “機械にも休みは必要さ” いつか、アーサーおじさまはそう言いましたね。 では、休んでいない貴方は…常に統治者であろうとする貴方は、一体何者なのでしょう? |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「旦那様…お慕いしておりました ですが、もう二度とお会いすることもないでしょう… いえ、会うことがあったにしても私が旦那様に会わせる顔などございません… 旦那様を襲ってしまったこと、それは今でも悔いてます…ですから…
…さようなら」
 | 109 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:43:34 ▼ | | >>107 多量の魔力か...うん、大丈夫だ。任せてくれ。 |
 | 110 女中 ジェイン 2017/09/15 23:44:40 ▼ | | …ロザベラ様は生きております ですが、裏の世界に取り込まれてしまった方々の生存率は極めて低いです …それを考えるのなら、これしかありません |
 | 111 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:45:22 ▼ | | 魔法は失敗しないんじゃないの 術力安定のお守り持ってるんだし |
 | 113 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:47:00 ▼ | | ふ...そうだったね、ノエルに作って貰ったお守りがあるんだ。 |
 | 114 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:47:17 ▼ | | >>112ああ、ノエルに依頼された品だな。 ここで役に立つとは思わなかった。 |
 | *16 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:49:24 ▼ | | みんな俺たちを恨んだり憎んだりしてないし、むしろ被害者として扱ってるみたいだね 変な感じ ナタリアさんの反応が正解なのにね |
 | 117 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:51:12 ▼ | | >>116 うっ..すまん、でも気持ちが入ってるだけで充分さ。 |
 | *17 女中 ジェイン 2017/09/15 23:51:41 ▼ | | …不思議といいますか、馬鹿といいますか… ふふっ…それを考えると変な方々ですね 確かにナタリア様の反応が正解ですが…ふふっ、まあいいですね
さぁ、帰りましょう 私達が帰るべき世界へ… |
 | 118 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:52:12 ▼ | | 何というか、不思議な因果の巡りだな・・・。ははっ。 |
 | 120 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:52:58 ▼ | | さて、もう時間がない。 これより魔術を行使する。 いいか? |
祓魔師 ダンテは遺言を書きなおしました。 「やれるだけの事はした。後は...皆次第だ、頼んだぞ。」
 | 121 女中 ジェイン 2017/09/15 23:54:47 ▼ | | …? これは…裏の世界に帰るわけではなかったのですか…? |
 | 123 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:55:05 ▼ | | うむ、じゃあおさらいしよう。
僕が裏の世界へ行き門を閉める、その間にロザベラは消えた人達とジェイン、ノエルの魂を分離する |
 | 124 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:55:48 ▼ | | >>121 人間として生まれ変わるって表現が正しいかな |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「…私の罪は許されないです 一生をかけてでも償いますから…」
 | -10 時計屋 ナタリア 2017/09/15 23:57:07 ▼ | | サリエーラちゃん どうか生きていて欲しい、元気になってほしい。 何も出来なくてごめんなさい。 貴女を苦しめるものが、すこしでもなくなりますように。 |
 | 125 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:57:08 ▼ | | さて、僕の方は準備OKだ。ロザベラが消えた人達の魂を出したのを確認したら、すぐに門を閉める。 |
 | 127 女中 ジェイン 2017/09/15 23:57:32 ▼ | | 実際…私自身は望んでおりません こんな私では…旦那様に会わせる顔などございませんから |
 | 128 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:58:02 ▼ | | >>126 んー...目が覚めてからロザベラに聞くといいよ。 |
 | 129 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:58:06 ▼ | | ・・・こちらも、転生術の準備はできた。 これより魂を引き出す。 |
 | *20 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:58:09 ▼ | | らしいね
要は裏の世界で過ごした後遺症がなかったことになるってことでしょ? さて、これからどうするかな |
 | 130 祓魔師 ダンテ 2017/09/15 23:58:53 ▼ | | >>127 人生、生きてたらなんとでもなる、大丈夫だ。 |
 | 131 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:59:11 ▼ | | ・・・・・・。 ・・・・・・。 よし、ダンテ! 門を閉めろ!! |
祓魔師 ダンテ が突然死しました。
錬金術師 ロザベラ が突然死しました。
統率者 アーサー が突然死しました。
もう人狼に抵抗できるほど村人は残っていません。 人狼は残った村人をすべて喰らい尽くし、新たな獲物を求めてこの村を去っていきました。
人狼の勝利です!
 | #2 ahti_saari 2017/09/16 15:27:59 ▼ | | タイミングをぴったり合わせ、ダンテとロザベラはそれぞれの力を行使する。 膨大な力が一瞬にして流れ、皆立っていられないほどの衝撃に襲われるーー
…… ………… ………………
とある旅人が辺境の村へとやってきた。 この村は非常に平和な場所であり、人々が記憶している限りでは事件など起こったことはないという。 旅人はたまたま興味を惹かれて途中で寄ることにしたのだ。 村人たちはとても親切で、来客は珍しいと言って丁寧にもてなしてくれた。 当初こそ感動して「なんと親切な村人たちだろう」と思っていた旅人であったが、どこか違和感を感じる。 具体的にどうとは言えない、しかし何かがおかしい。 どこか落ち着かずに夜中眠れなくなった旅人はふらりと外に出る。 澄んだ空気を肺いっぱいに取り込もうとして、なんだかここでするはずのない匂いがすることに気づく。 カビの匂い…? ハッとして後ろを振り返ると「何か」が立っていた。人か、と一瞬思ったが大きいし、何よりそんな姿の人などいなーー 「見られてしまったからな……悪く思うなよ」
旅人がそのあとどうなってしまったのか、知る者はいない。
【人狼勝利エンドだったので結局呪縛は残されてる?感じのEPにしました。色々解釈どうすればいいのかと思うところもあるかもしれませんが各自で考えていただければ、と思います。これにて「夜見の世界とそれぞれの冀求」、終わりとさせていただこうと思います!本当にありがとうございました。個人EPも任意ですがよければ書いてくださいまし。楽しみにしてます。】 |
 | 132 帽子屋 ノエル (komachi) 2017/09/16 16:11:32 ▼ | | 最終的に手に入れたものは、平穏な日々だった。
ガタン、ゴトンと列車に揺られながら、ノエルは目を閉じる。 魔の干渉のない肉体に魂を入れ替える、なんて普通じゃありえないことをやってみせられた。魔法ってやっぱ凄いんだな、とボンヤリ考えてみる。 夜にフラフラと外を歩かなくてもいいし、血を見ても襲いたくならない。20年振りの“人間”としての生活は、懐かしく思う反面不思議だとも思った。 ーーバケモノでいた時間の方が人間でいた時間よりも人生の中で多いなんて、笑うよね。 ふー、と溜息を吐き、窓の外を見る。故郷がずいぶん遠くに見える。あの町は、どうなるのだろう。 一連の事件の犯人は自分だ、と言ってみても、思いの外反応が薄かった。それどころか、裏に取り込んだ人と共に俺たちも助けられないか、という話にまでなっていた。 あまりにも平和な脳だとノエルは思った。犯人を救助対象に入れてどうする。もっと軽蔑して、罵って、「死んでしまえ」と恨まれると思っていた。 悪い奴を悪い奴だと扱わないと。いい奴と一緒の扱いをしてしまうと、そのうち痛い目を見てしまうだろうに。 そういえば、あの男はあのまま放ってきても大丈夫だったのだろうか。また空腹でぶっ倒れてないだろうか。俺の店に置いてきた手紙は見てくれただろうか。……俺のこと、なかったことにしてくれるのだろうか。 グルグルと頭にそんな疑問が浮かぶ。でも、忘れよう。もう俺はあの村には戻らない。魔法で俺に関する全ての記憶を消してくれようがくれまいが、結局はもう会わない人たちだ。
日が暮れる。もう夜だ。眠ろう。 目が覚めたら、俺の新しい人生が始まる。 窓にもたれる。目を閉じる。ノエルという人間はもういない。 新しい名前は何にしようか。どこに行こうか。何をしようか。考えながら、ノエルの意識は深い闇の中にゆっくりと落ちていった。
ーーEND【隣に誰もいない世界】 |
 | 133 錬金術師 ロザベラ (Aki) 2017/09/16 16:55:56 ▼ | | 救うべき者の中から魂のみを呼び出し、新しい肉体に移す。 自らが作った術力安定装置の作用もあり、かくして大魔術は犠牲なく成功した。
――かに思えた。 補助があったとて、表の人間に裏の大魔術を扱うのはそもそも不可能に近い。 それを成功させた代償は少なからずあった。 現に、ロザベラの右の肩口から先。そして左足の付け根から下。 それらの部分が綺麗な切り口をのこして消えていた。
それからしばらくは平和だった。 手足を失くしたところで研究は続けられるし、幸いにして禁術を使った咎めもなかった。 事件の痕跡はこれまた記憶消去の魔術で消し、彼女はまた自宅にこもりきりになった。 ある日、ロザベラは己の肩口がうずくのに気が付いた。 その疼きは日ごとに大きくなり、そして――
人ならざるモノの腕が生えてきた。
それからは左足も同様、異形のものとなり、日を追うごとに浸食は進んでいった。 今となっては、角、羽、尻尾まで生え、大きさは人間を優に超える。 そんな化け物の姿をしても、意識は消えなかった。
数年後。 夜の村を徘徊していた「彼女」は、ふと一人の人間を目にした。 気づかれないよう、背後から近づく。 しかし、やはり異形の臭いは隠せないのであろう。 男が振り向く。しかし、その目はまだ現状を理解できていない目だ。 「彼女」は告げる。 「見られてしまったからな……悪く思うなよ」
|
 | 134 研究者 ヘクター (絹) 2017/09/16 18:07:32 ▼ | | 最後の方は、唖然としていたと思う。 凄いなあ、と。やがて大地が揺れ、意識がブレて――――
少し時間が経って。 やがてセトになるものの外殻に、そっと手を触れてみる。凡人である自分には、旧人類でしかない自分には到底理解出来ないであろう技術。 …散漫な思考の中で、こんなことはもうこりごりだな、と思った。異形、失踪、人々の思惑が交差する。特別に駄目な自分を実感させられる。 自分が死ぬのは出来れば嫌だし、セトが本当に居なくなってしまえば、今の自分には耐えられないだろう。 依存しすぎているかな、とも感じる。セトはセトの人生を歩むべきで、俺は俺の人生を歩むべきで。 これからは少し距離を置くべきだろうか。そんなこと、出来るかどうか分からないけれど。 やがて、元の日常に戻るんだろうか? もしかしたら記憶処理がなされるかもしれないが。もうあの幻覚について調べるのはやめようと思った。脳の錯覚だったのだ、と自分の中で納得してしまったから。
とりあえず、全てに方が付いたら…たまには、食事を奢ってやっても良いかもしれないな。 それから、また忙しくなるまでに平穏で景色の綺麗な場所を探そう。 我ながら、なんて普通の発想だ。笑みが漏れる。 それから、この箱も返さなければ。…暗示の事を謝って、許して貰えるかは分からないけれど。今くらいは、楽観的思考に浸っても許されるんじゃないか?と思う。
この事件を経て、少し卑屈で内向的になった自覚がある。 でも、自分はセトの先輩なのだ。だから暗い部分は隠して、胸を張って、頑張って生きようと思う。 今日も、明日も。 |
 | 135 魔導商人 サーヴァント (kzysaa_) 2017/09/16 18:21:03 ▼ | | 【 >>1:-24を拾う 】 おはよう、目を覚ましてしまったかな つくづく君と僕は運が良い まさか生きているだなんて思わなんだよ さて、これは私の遺言だ 君にこのデータを残せる容量があるとは思わない、が 運よく生き残った私の不運の最期 老人が一人消えるまでの泡沫の小話 私の妻は生涯ただ一人、 禁則事項ですだけだ 彼女との出会いは私が開店する前だった 彼女の美しさは私の拙い言葉では言い表せない 彼女が歩く道には花が咲き 見上げる空には鳥がさえずり 人は皆彼女を愛した 当時は毎日が楽しかったよ、天国にいるようだった 話の最中だぞ、君が眠ってどうする そんなある日、家の電話が鳴り響く 大変申し上げにくいのですが あなたの奥さんが 通り魔に刺されました 現在息をしていません 近くの病院へ もしもし 聞こえていますか あなたの奥さんが―― 三週間と六日 たったそれだけの幸せだった 彼女を救えたらと何度も悔やんだ 金さえあれば彼女を救う技術も開発できた 死体が消えたら――もう眠いのか? 話をやめても良いんだが・・・ それから?ひたすら金を稼ぐ毎日だ 貧乏に暇はない 詐欺という詐欺をはたらき 犯罪という犯罪を犯し 富という富を技術開発に回した 少し前まではマインドコントロールの実験中だったよ 脳開発には触れていなかったから張り切っていた ある程度は現実離れしたこともできるようにしてたさ 魔法みたいに見えるものも作ってたかな いろいろ準備をしてたんだけどね 君と違って私は帰ってこられたらしい それも今日までだ あっちに行ってわかったことがある 次に私がすべき計画に費用は一切かからないんだ もう十分だ、これで良いかい? 奪った金は返したし 適当に異常も平常に直して、治してやった 私が知っている情報はこれで全部だ 満足したかい?もう、目を瞑ろう。 もう 彼女に会わないと いけない 待たせたね 禁則事項です君の作るミネストローネの味を忘れたことはない 【持っていた紙は真っ赤に染まった】 |
 | 136 邪眼 サリエーラ (Akatsuki) 2017/09/16 23:26:41 ▼ | | 【EP1:サリエーラ】
「ここは...どこ?」
目を覚ましたらそこは見知らぬ場所 それに身体がまるで自分のモノでは無いように感じる
「父さんは?母さんは?兄さんは?」
目の前には見知らぬ女性が心配そうな顔をして私を見ている そして自分が目隠しをしていない事に気づく
「なんで...私の眼を見ても大丈夫なの?」
私がそう言うと女性は不思議そうに首を傾げる
するとそこに1人の青年が現れた 整った顔立ちだか右眼には眼帯をしている 20歳ほどに見えるその青年は私の方へきて
「サリエーラ...迎えに来たよ」
と言うと私を抱き寄せた
「お兄さんは誰?」
私がそう言うとその青年は
「ふっ...そういうことか」
と呟き私の方を見て
「まああれから10年...こう見た目が変わってしまったらわからないだろうな。それにしてもお前ももう14歳か...大きくなったな」
そう微笑んだ その微笑む青年にどこか懐かしさを感じる
「兄、さん?」
いいや、そんなはずは無い 私の兄は10歳、こんなに大きいはずがない そもそも私は4歳で...4歳? さっき14歳って...そもそも私が4歳ならなんでこんな事が考えられる? そう私が混乱していると兄と思われる青年が
「情報は入手した。...お前は確かにサリエーラだが、本物のサリエーラでは無い。兄さん?笑わせるな。ボクの愛した妹は...もうこの世には居ない...!!」
そう叫び眼帯を外した
|
 | 137 Akatsuki 2017/09/16 23:26:58 ▼ | | 【EP2:???】
ダンテやロザベラたちによって魂を新しい肉体に移されたサリエーラには記憶が無かった。それだけではない。14歳にしては幼さが残るサリエーラだったが、彼女から感じる幼さはそのようなものでは無い。その様子は4歳ほどに感じられた。
なぜならサリエーラは4才という幼さでこの事件を調べる為に未来から派遣された調査員であり、ロザベラによって事件に関する記憶を消されたサリエーラにとって、派遣された後の記憶は事件に関する記憶...すなわち消された記憶なのだ。 また、サリエーラには邪眼という不思議な能力があったが、新しい肉体になった今、その能力も消えてしまった。
目を覚ましたサリエーラのもとに1人の青年がやって来た。サリエーラを迎えに来たらしい。青年はサリエーラを抱き寄せた。傍から見ればただのロリk...犯罪者だ。
ロr...青年は意味深なことを呟き、サリエーラになにか言って微笑んだ。どうやらサリエーラの兄らしい。なんだ犯罪者じゃなかったのか。そう安心していると青年は
「情報は入手した。...お前は確かにサリエーラだが、本物のサリエーラでは無い。兄さん?笑わせるな。ボクの愛した妹は...もうこの世には居ない...!!」
そう言い眼帯を外した。右眼から強い光が放たれる。思わず目を背けてしまった。ロリコンじゃなくてシスコンだったか...そう思いまた2人に視線を戻す。そこにサリエーラの姿は無かった。サリエーラがいた場所には小さな紅い宝石があった。
「これは父さん...ボスの命令だ。あれはサリエーラじゃない。ボクが殺したのはただの人形。あれは妹ではない。完全に消さなかったのは妹だったからではない。ただの気まぐれだ。そう気まぐれ...」
青年はブツブツとそう呟くと林檎を象った懐中時計を取り出し窪みに宝石を埋めた。本来そこにあるべきもののようにピッタリと宝石がはまる。
「あと5分もすればサリエーラの存在はこの村の人々の記憶から消えることだろう。時間停止の呪文も解けるな。君には...これを託そう。その代わりすこし情報を貰っていくぞ」
そう青年は言うとその場で停止していた女性に懐中時計を握らせ、女性の額に手をかざすと去っていった。
...今日はなかなか面白いものを見ることが出来た。さて、この村はこれからどうなるのかな?楽しみにしているよ! |
 | 138 Akatsuki 2017/09/16 23:27:23 ▼ | | 【EP3:アレン】
「サリエーラの生命反応が途絶えた」
任務を終え研究所に戻ったボクが父から聞かされたのは妹の死だった。
10年前、過去の記録の不備を埋める為に調査員として派遣されていた祖母から体調が優れない、いつ仕事が出来なくなるか分からないから代わりの調査員を派遣して欲しいと父へ連絡が来た。当時、ボク達はこの研究所の運命を左右する重要なプロジェクトの真っ只中で、10歳のボクですら手伝わなければいけないほど忙しかった。そんな時、父が調査員として派遣したのがまだ4歳だった妹...サリエーラだった。妹にはボク同様に不思議な能力があった。父ははじめてのおつかいに出すような感覚で妹を過去へと派遣した。祖母に妹を会わせたいという気持ちもあったのだろう。ボクはすぐ会えると思っていた。それから10年も経ち、聞かされた妹の死。ずっと会いたかったのに...
そして1日が経った。何やら研究所内が慌ただしい。話を聞くとサリエーラの生命反応があったらしいが何やら様子が変だという。父は中身を別の器に移したのではないかと言った。そして父はボクに新しい任務を与えた。
「アレン、お前にこんなことさせるのは心が痛むがお前にしか出来ないことだ」
そう前置きすると父は
「サリエーラの魂が別の肉体に移されたとなるとそれはもうサリエーラではない。ただの人形だ。もしその人形から情報が流出したら一大事。お前には魂に干渉し、情報を入手した後に人形を処分してもらいたい。記憶の調整はこちらでやっておく。記録を埋めるのに情報が足りなかったら誰かに適当に干渉して回収してきてくれ」
とボクに告げると過去へ送り出す準備を始めた。考える時間が欲しかったがボスの命令は絶対だ。これは妹のため...そう自分に言い聞かせボクは過去へ向かった。...妹が帰ってきた時に渡すつもりだった林檎を象った懐中時計を懐に入れて。 |
 | 139 咎人 セト (miy3238) 2017/09/17 02:57:36 ▼ | | 【あれから数日後――】
いつものように目を覚ます。どうやら僕は何かの装置の中で寝ていたようだ。記憶を探りつつここにいる理由を探してみたが見つからない。 その場所から出るとそこは見覚えのある風景が広がっていた。村だ。 とりあえず自分の家に戻ろうとするとヘクター先輩が見えた。 「ヘクター先輩!!」 「セト...? 目を覚ましたのか!」 ヘクター先輩はそう言うと泣きながら僕を抱きしめた。 僕は驚きを隠せなかった 僕はヘクター先輩を落ち着かせつつ何があったのか聞いた。ヘクター先輩は暗示を僕にかけていたんだ...と謝ったが、僕はそんな事された覚えがないと言った。そしてヘクター先輩は何かを取り出した。それは僕が"一昨日"買った箱じゃないか。それをなぜヘクター先輩が....? そしてヘクター先輩は箱の中の箱の...一番小さな箱の中から小さく折り曲げられた紙を取り出し、僕に見せてくれた。それは僕の字だったけれども、書いた覚えがなかった。その中に暗示をかけられていたことを示すことも書いてあった… 異変が起こってからの出来事の記憶が抜けているらしい。そしてロザベラ、ダンテ達の活躍によって今の僕があるらしい もしその話が本当ならば関わってくれた人に感謝だ... 僕はヘクター先輩のやった事を大丈夫だよ、と言い許した。大好きな先輩だし、ね。 それに先輩によって、先輩の為に死ぬのならば僕はそれが本望だ。
それからは...普通の生活を送っている。 たまには奢って貰えるし、ヘクター先輩もいつもより明るい。いつもの暗いヘクター先輩も大好きだけれど、幸せそうにしている先輩を見ているだけでも僕は幸せになれそうな気がする。 これからヘクター先輩と長期間の休日を利用して遠い所へ出かける。とても良いところだそうだ。二人で、一秒が長く感じられるくらいにゆったりとした旅にしたい。そして、過去の辛い思い出を忘れていられたら、どんなにいい事だろう... 皆ありがとう。明るい未来を送れることを祈るね。 |
 | 140 時計屋 ナタリア (渡辺) 2017/09/17 05:29:00 ▼ | | 蛙とコオロギの喧しい夜更け、私はまたふらふらと外へ出る。
いつもの犬の遠吠えが、慣れた耳には心地良い。私が良く知るあの犬さえ、今は私を知らないのだ。 しがらみから解放された気分になり、自然と口元が緩む。
木々のざわめきに、不用心なブーツの硬い響きが混じったのを聞き逃さなかった。だんだんと近付いてくる気配。落ち着いて、息を潜めて。
一切の音が消えた。
血塗れのナイフを一瞥して満足し、去る。 帰宅まで私を見る者はいないと分かっていながらも、帽子で顔を隠していないと落ち着かない。興奮から、顔がたいそう気持ちの悪いことになっているのが、自分でも分かるからだ。 その町に越してきてから、これで何度目だろう。
家へ帰ると、壁一面の時計が出迎えてくれる。 全て違う時間を指す時計達を順に眺めていき、最後に唯一、一寸の狂いも無いように調整された、とある懐中時計を手に取る。
時計の側面をやさしく指の腹でなぞり、そっと胸に当てる。彼女(あるいは彼かもしれませんが)の規則正しい歯車の音でのみ、私はただ癒されることができた。
ふと思うところがある。 私は異形化することなく、至極真っ当な人間として生きる権利を手に入れた。 それなのに、何故だろう。どうして私は、真っ当な人間として生きていけないのだろう?
あの村の狂気のせいか、それとも。 |
 | 141 統率者 アーサー (2525karei) 2017/09/17 13:59:10 ▼ | | 目が覚めると見覚えのあるところにいた 「あぁ 僕の家か...長い夢をみていた気がする」
彼はベッドから出るとふいにタバコに火をつけた 「あぁ、これが“さいご”のタバコか」 彼はタバコを吸いながらグラスに酒を注いだ
ーーーーーー
ただの時計屋 ただの町娘 ただの研究員 ただの情報屋 ただの咎人 そして ただの騎士に出会ったのは 彼がただの人だったからだ
彼はきっと夢を見ていた
「夢の後のタバコは美味しいけど 今日はお酒のほうが美味しいみたいだ.. 夢でもなれない、なんて...フフッ 君だけでも...の存在を認めてくれてたらいいのにな」
彼はずっと願っていた そして彼はずっと知っていた “誰にも認めてもらない存在”ということを
彼がそう呟き終えると同じにタバコは燃え尽きていた |
 | 142 女中 ジェイン (Miora525) 2017/09/17 21:14:25 ▼ | | 『1:扉が閉じる前』 私は最後の最後まで、皆さんの意見に反対しました …そんな夢みたいな話、あるわけないのですから。 だから…失敗するんです、絶対に 希望なんて…もう、何処にもないんですから |
 | 143 女中 ジェイン (Miora525) 2017/09/17 21:25:15 ▼ | | 『2:その後』 …再び目を開けると、私が襲ったはずの旦那様がいました …何だかいつもと様子が違う気が致します その時の私はまだ、意識ははっきりとしていませんでした ですが…はっきりしない意識の中でわかったことがありました 私は、私が旦那様の実験の対象だったこと、旦那様に奥様がいたこと、そして…その奥様が何者かに殺されたという事を 旦那様は静かに目を閉じました すると…旦那様が持っていた紙はみるみるうちに赤くなってしまいました…あれは、血なのでしょうか? …結果的に言ってしまうと、旦那様は私を解放してくださいました ですが…私はこれから、どうすれば良いのでしょう? 何処かへ行く事も、誰かに頼ることもできません… 意識が少しはっきりし始めて、私は考えます …でも、今の私は普通の人…普通に生活をすることだってできる…と
……………………いえ、そんなはずがありませんでした やはり、私の心は…とっくに魔に取り込まれていたのですから…実験が成功するはずもありませんでした 誰にも悟られぬように、心の奥深くに隠していた…ただ、それだけだったんです 罪を意識しながらも、人を襲っている瞬間、私は心の何処か楽しんでおりました 旦那様を襲ったときも………… …やはり、普通の人として私がこちらで暮らすこと、それは無理なのでしょうか?
他の方には私の正体はバレていますし、成功か失敗かは関係なしに私のことを警戒するに決まっています…なので、頼れる訳がないんです… でも…まだ希望はあるかもしれない、私はそう思いました ノエル様なら…私と違って成功しているかもしれない 人に戻っても私を受け入れてくださるかもしれない、そう思いました
ですが…ノエル様はこの街にいませんでした 街の誰に聞いても、ノエル様の姿は見ていないとの事でした
「…私は結局一人なのですね」 その言葉を口にしたとき、ふとある記憶が蘇りました
20年前…私が裏の世界から生還した時、私は4歳でした その頃からだったのですね、私が一人だったのは 両親は私が裏の世界に留まっている間に…他界していたんです 私は一人娘だったんです 唯一の子供だったのに…私がいなくなってしまったせいで、私の両親は………
思い出して気が付きました…その頃から、私は既に罪を重ねていたのですね… …何でしょう、これ以上忘れていたものを思い出すのも…辛いです
ですが、何となくわかったこともあります 私が記憶を失ったのは…よほど嫌なことがあり、自身が思い出したくない記憶を心の底に閉じ込めているのだと …だから、こんなに嫌な記憶を思い出したのだと、そう思いました
何処かでひっそりと暮らすというのも考えました …ですが、このまま行けば、既に魔に取り込まれた私は、裏の世界と繋がっていなくとも… 私は自我を失い、誰彼構わずに襲ってしまうのも時間の問題でしょう もう仕える方がいない以上…メイドとしての生きがいは…ないも同然です だから、私は…もう、流れに身を任せるしかありません
…人柱になっていれば、旦那様に実験されていたことや、私の犯した罪を思い出すこともなかったのでしょうか… そして、こんな末路を迎えることもなかったのでしょうか…
…全て、あの人達のせいですね あの人達が、余計なことを…しなければ…
…今更悔やんでも仕方がありませんね もう…何もかも手遅れなのですから… だから…言ったのですけれどね… 皆が幸せになれる世界…そんな甘い世界なんて…ないんですから…
…でも、もし…もし……皆が幸せになれる世界で…………叶うのなら……… もう一度誰かにお仕えして……お仕事をしたいです…………………
今まで考えもしなかった夢を考えながら、街を出ました せめて、顔見知りだけは襲いたくない…その一心で |
 | 144 Miora525 2017/09/17 21:26:30 ▼ | | 『3:後日談』 …彼女が失踪してから、彼女がいた街を除いた各地で夜になると異形の者が現れるようになったという その街を除いた各地に現れているあたり、彼女にはまだ自我があるようにも思えるが…真意は誰にもわからない ただ…人々を襲っている、その時の異形の者は楽しんでいるように見えるが…時折哀しんでいるようにも見えるらしい 今日はどこの村が、街が襲われるのだろうか…それは誰にもわからない |
 | -14 ahti_saari 2017/09/18 01:26:18 ▼ | | <軽い解説> 今回の人狼さんの正体→半分ゾンビになってしまった人間 村勝利条件…「降霊者」がリンミュール以外に対して能力を使う&「探偵」が一人でも人狼を探し当てる。 人狼勝利条件…上記の条件を満たさないまま6日目を迎える。 蝙蝠勝利条件…最後まで生存。
封印されていた魔法具を解き放ったリンミュールは表と裏の世界をつなげてしまうところから悲劇は始まる。 毎日行方不明になる人は(都合よく)怪我して血を流し、ゾンビを引き寄せる。ゾンビは人をさらって裏の世界に連れていく。
裏の世界…ゾンビがうようよしている表の世界と重なり合うようにして存在している世界。 |
 | -15 ahti_saari 2017/09/18 01:30:40 ▼ | | <その他設定とか> 夜見の世界とそれぞれの冀求 夜見=黄泉なので死後の世界を連想させる言葉ですがまあこれは引っ掛けで普通に夜かと思うほど暗い世界をイメージしてこの字にしました。 冀求は求めているものっていう意味で…それ以上は特にないです()
設定的な勝利条件としては「人間が襲われる原因が血を流すこと」「裏の世界の住人はまだ生きているんだけどどこか違う世界に行ったらしいこと」「どうやら自分たちの中に下手人がいるらしいこと」らへんかなーと思ったのでそれを役職に置き換えたのが今回の感じです。 実装されなかった他の案としては霊能者的なのを入れるとかもありました。役職にはちょっと置き換えられないなあ…と思ってたんですが能力は裏の世界にいる人が生存しているかを確認できる、でした。でも裏の世界に行っちゃった人が生存していることを明かすタイミングがつかめそうにないなどの理由でボツ。 バランス調整としては一応平等になるように考えたつもりだったけど蝙蝠が一切の自衛手段を持たない、降霊者・探偵が早めに襲撃されてしまうと早々に村陣営勝利がなくなるなどは開始前からの懸案事項でした。一応護衛系役職を入れて、かつ降霊者・探偵がそれぞれ人狼のペアだった(=襲撃されづらいのでは?)ことからバランスとったつもりだったんですがランダム襲撃を村開始してからオッケーしてしまったものでああなってしまいました。
今回墓を裏世界として設定したけどリンミュールくんの次でいきなり降霊者死んじゃったこともあり若干墓描写が手抜きになってた感は否めないです。申し訳ない。
役職振りはみんなに入村時ダイス振ってもらったのを見て小さい順に1,2,...と番号を振っていって上から人狼、人狼、降霊者、探偵、メイド、村×4、蝙蝠、蝙蝠としました。
この話はネトフリで配信してるドラマの「ストレンジャーシングス」とpixivに載ってたCoCシナリオ「狩人の町」を参考に作成させていただきました! |
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