To : 落第生 クラット
え、しっくりきてた?…なんだよ〜
でも僕はクラットのが兄ちゃん感あるとか思ったり
クラットが毎日、ぐっすり眠れるなら全然構わないよ!助けになるからな!
(朝日が照らすクラットの顔色はさらに昨日より良くなっていた。朝日の相乗効果かもしれないし、本当に良くなっているのかもしれない。どちらにせよ少しばか安心できる。
優しい声で包み込むように話すクラットはどこか危ない脆いところを持ちつつも安心にさせてくれるようだった。)
(話を聞くようになってから何日が経っただろうか。)
ここ最近、気分も悪くなさそうだし、安定してるみたいだね
なにか心の支えになるものでも出来た?
(クラットの表情に一瞬、緊張がはしる。)
…詮索はしないよ、クラットが元気でいられるなら僕も嬉しいからさ
そ の か わ り!僕はずっとクラットの良き理解者であれるようにするからさ、また何か困ったら僕に頼ってくれよ!
(そう クラットにとびきりの笑顔で告げる。その日は、話を聞きはじめた頃の湿気の多い雨の日とは打って変わって、眩しい太陽が燦々と照りつける日だった。)