カメラマン つくねは遺言を書きなおしました。 「おっす!俺つくね!今夜は忘年会っす! あと自分、洗礼者っすけど、この村だと意味なくね?」
| 73 バニー 結良 2018/12/11 07:11:52 ▼ | | |
教育学部 伊澄 が時間を進めるを選択しました。
| 74 看護師 小百合 2018/12/11 07:12:21 ▼ | | また序盤からよくわからない現象があってとまどっているんですが、
とりあえず、この遺言というのは書いておけば良いんですかね。 |
| 76 修道女 クリスタ 2018/12/11 07:12:36 ▼ | | まぁニートには墓下の叡智を拾ってくる為に働いてもらおう |
囚人 要は遺言を書きなおしました。 「 昔々、あるところにカチカチ山と言う大きな山がありました。 これはその大きな山がカチカチ山と呼ばれるようになった理由の物語であり、戦いの記録でもあるのです。
昔々、名も無き山に住んでいる親子狸がいました。 「ねえ、父ちゃん」 「どうした、息子よ」 二匹は仲良く夕飯を食べながら、話をしています。 「この山で、一番強くて怖いものって何?」 「そうだなあ……」 親狸は、腕を組んで考えます。 「やっぱり、力強いクマさん? それとも、頭のいいキツネさん? それとも、俊敏なオオカミさん?」 「うーん、確かにみんな私達よりは強いけれど、一番強くて、怖いのは……」 「強くて、怖いのは?」 子狸は、目を輝かせながら訪ねます。 「色々なものを化かすことが出来る、私達狸」 「本当? 本当? お父さん、一番強くて怖いの?」 「……では無いんだな、残念ながら」 親狸は、おどけたような仕草を見せながら言いました。 「えー。それじゃあ、この山で一番強く怖いものはなぁに?」 「それはやっぱり、人間だな。キツネはオオカミに追いつめられるし、オオカミはクマに負けるし、クマはキツネに化かされるけれど……人間はそれら全てに勝つことが出来る。そして、それら全てを食べるんだ。キツネも、オオカミも、クマも……そして狸も、だ」 子狸は、それを聞いて小さな躰をふるふると震わせます。 「ははっ、大丈夫さ息子よ。私の目が黒い内は、私がお前を守るからね。だから、決して人間にだけは近付いてはいけないよ。いいね?」 「うん、わかった」 こうして、今日も平和に日が暮れていきました。
そしてある日。 「父ちゃん、父ちゃん!」 狸の親子が山を歩いていると、親狸が人間の仕掛けた罠に掛かってしまいました。 「息子よ……どうやら私はもう駄目なようだ」 「そんな、父ちゃん! 父ちゃん!」 子狸は懸命に罠を外そうとするものの、鉄のハサミが足深くに食い込んで外れません。 「早くしないと、ここに人間が来る。だからお前は、今の内に逃げるんだ」 「そんな、嫌だよ! 父ちゃん、父ちゃん……!」 子狸はわんわんと泣きます。しかし、親狸は優しく笑い、子狸の頭を撫でました。 「仕方がない、仕方がないことなんだ。弱い肉を強い者が食べる。ここはそういう世界で、私もお前もその宿命から逃れることは出来無い。出来無いんだよ。私も母さんも、人間に喰われて死ぬ。それだけだ。だから息子よ、強くなれ。そして……生き延びるんだ」 親狸はそう言って、息子を突き飛ばしました。 「父ちゃん!」 その時、足音が近付いて来ます。 「お、掛かっているな。今日は狸鍋だ」 「逃げろおー!」 それが、親狸の発した最後の言葉でした。
そして時は経ち、子狸は立派な山一番の大狸になりました。ある決意を胸に秘めたまま。 「おや、狸さん。何処へ行くんだい?」 何処かへ行こうとしている狸に対して、キツネは声を掛けます。 「ちょっとばかし、人間を化かしにね」 「おやおや、一人で大丈夫かい? 私達キツネでも、人間を化かすのには苦労するってのに」 狸は笑って答えます。 「大丈夫、大丈夫。それにこれは僕がやらないと意味が無いんだ」 「へえ、そうなのかい。それじゃあ気を付けてね」 「キツネさんも」 狸は手を振って歩き出します。 野を越え、山を越え、谷を越え。 ある人間に出会う為に。 三日歩いて、狸はようやく目的の場所に着きました。 自分の両親の仇が住む、人間の家へと。 「うーん、うーん」 すると、家の中からうなり声が聞こえて来ます。 「石臼を引くのは大変だねえ。うーん、うーん」 狸が中を覗いてみると、おばあさんが中で重そうな石臼を引いていました。 「やあ、おばあさん。大変そうだね。手伝ってあげようか?」 「おお、あんた、見ない顔だねえ。それじゃあ一つ、お願いするよ」 「そうれ!」 狸は、おばあさんの気が緩んだところを見計らって、石で殴りかかりました。 「痛い、痛い、何をするんだ」 「何、今日の晩飯の手伝いをしてあげるだけさ」 そのまま狸はおばあさんの頭を何度も何度も石で打ち据えて、おばあさんを叩き殺してしまいました。 「さて、それじゃあ取り敢えず皮を剥いて、内臓と骨とを取り除くとするか」 そうやって狸は、おじいさんが帰ってくるまでに手早く全ての準備を済ませました。 それは何度も考えに考えたことであり、練習して来たことなので思いの外上手くいったのです。
「おや、いい匂いだねえ」 しばらくすると、おじいさんが帰ってきました。 忘れもしない、この臭い。おじいさんこそ、狸の両親を食べた男だと狸は再確認します。 「今日、山の神様がやって来て子狸の肉をくれたんだよ。だから今日は狸鍋だよ」 「ほほう、そりゃ嬉しい。何たって、狸鍋は儂の大好物だからね」 おじいさんは、おばあさんの皮を被った狸に全く気付くことなくお椀を差し出します。 「今日は農作業でくたくただからね。疲れた時は狸鍋に限る。おっと、その前に山の神様に感謝しないとね。ありがたや、ありがたや」 おばあさんの皮を被った狸は、にこにこしながらおじいさんのお椀に狸鍋をよそります。 「いただきます! 美味い、美味い。やっぱり狸鍋は美味いねえ。子狸にしてはちょっと肉が筋張ってて硬い気もするけど、それでも美味しいねえ」 「さあさあ、たっぷりあるからたんと食べてくださいね」 おばあさんの皮を被った狸は満足そうに、ばばあ鍋を食べ始めました。 おじいさんは六回もお代わりをし、ばばあ鍋はあっという間にすっからかん。 「いやあ、美味しかったねえ。おばあさんの作る料理はいつも最高だ」 「ああ、本当に美味しかったよ。悪魔のように黒く、地獄のように熱く、接吻のように甘い。これが復讐の味か」 狸はそう言って、おばあさんの皮を脱ぎました。それを見て、おじいさんはぽかんとしています。 「今お前が喰ったのは、この皮の中身。お前の妻だよ、人間。ばばあ鍋は美味かったか?」 それだけ言うと、ケタケタと笑いながら狸は逃げて行きました。 おじいさんはそれを聞いて、泡を吹いて倒れ、寝込んでしまいました。 こうして、狸の復讐は実を結び、地面に落ち、大輪の華を咲かせたのです。
ある日、寝込んでいるおじいさんのところへ兎がお見舞いにやって来ました。 「おじいさん、おじいさん、どうしたの?」 「狸が……儂に……婆さんを……」 おじいさんが兎に事情を話すと、兎は立ち上がり言いました。 「それは酷い。よし、私が仇を取って来てあげるよ!」 そう言うと、兎はぴょんぴょんと嬉しそうに跳ねて行きました。
「おや兎さん、何してるんだい?」 狸がご機嫌で山を歩いていると、枝を拾っている兎に遭遇しました。 「今年の冬は冷え込みそうだからね、焚き火用の枝を拾い集めてるんだよ。私は毛皮も薄いし、寒がりだからさ」 「へえ、そりゃ大変そうだね。手伝おうか?」 「本当? 助かるよ!」 兎は集めた枝を狸へと渡して行きます。 「うわ、こりゃ大量だね。一度に持てそうに無いよ」 「じゃあ、この縄を使ったらどうかな。私じゃとても支えきれないけれど、狸君ならいけるかもよ」 「解った、やってみようか」 兎は枝を縄で一纏めにして、それを狸の躰に固く固く結びつけます。 「よっ。うん、何とかなりそうだ。これを何処に持って行けばいいんだい?」 「こっちこっち」 兎は自分も枝の束を抱え、歩き始めます。 野を越え、山越え、谷越えて。 狸はふうふう息を切らせてそれについて行きます。 「此処此処、此処だよ。この山の上に私の家はあるんだ」 「へえ、この山の上か。どれ、もう一頑張りするかな」 狸は兎を追い抜かし、山の上へと歩きます。 すると、カチカチと言う音が聞こえてました。兎が、火打ち石を鳴らして狸の背負っている枝の束に火を点けようとしていたのです。 「ねえねえ兎さん、何だか変な音が聞こえないかい? カチカチっていう」 「ああ、僕の住んでるこの山はカチカチ山だからね。時々カチカチって音が聞こえて来るのさ」 兎はそう言いながら、狸の背負った枝の束に火を点けました。最初はパチパチと、そして直ぐにボーボーと燃えはじめます。 「ああ、何だか熱くなって来たな。それにボーボーと音が聞こえる」 「この辺りにはボーボー鳥が住んでるからね。ボーボーと鳴き声がするのさ」 そんな事を言っている間に火が大きくなり、ようやく狸は異変に気付きました。 「あ、熱い! 燃えてる!」 「しっかりと縛っておいたからね、君が燃え尽きるまで外れないよ」 兎はクスクスと笑いながら、狸の足を引っかけて転ばせます。 「何故、何故こんな事をするんだ!」 「それはね、狸さん。私が復讐の代理人、アベンジャーだからだよ。君は、おばあさんを殺してそれをおじいさんに食べさせただろう?」 狸は苦しみながら、叫びます。 「お前も、お前も俺の両親があいつに殺されて喰われたのは知ってるだろう! だから、俺はあいつに家族を喰われる悲しみ、苦しみ、憤りを教えてやっただけだ! そうとも、俺は復讐しただけだ! 最初にやったのは、あいつの方なんだぞ!」 「まあ、そうだね。確かにあの人間の方が悪いよ」 兎はしれっと答えます。 「じゃあ、何故」 「それはね、人情に厚くお人好しの狸さん。人間がとってもとってもとってもとっても強くて恐ろしいからだよ。今はまだ何とかなっているけれど、その内間違いなくこの世界は人間に支配される。人間に楯突くオオカミなんか、きっと真っ先に滅ぼされてしまうだろうね。まあそうなった時の為に、私達兎は今の内から媚びを売っておいてる訳さ」 狸はそれを聞いて、泣きながら訴えます。 「畜生、君はその為に僕を売ったんだな! 絶対に、絶対に赦さないからな! きっとこの話を知った他の動物達も、お前を赦さないはずだ!」 「真実を知れば、まあそうだろうね。けど、此処には私と君しか居ない。歴史ってのは勝者が作るものなんだよ。知らなかったのかい? 兎はケタケタと笑い、燃え尽きようとしている狸に語ります。 「人間に頼まれた正義の兎が、度を過ぎた悪戯をした狸をカチカチ山で討ち滅ぼした。そういうストーリーにしておこうか。これを聞いた後世の人々はきっと、狸は悪戯好きの悪い奴で兎は賢くて正義感溢れる人間の味方だと思うだろうね。ははははは、あははははははは!」 「ちく……しょう、畜……生…………」 こうして狸は、悔しさに胸を詰まらせたまま焼け死んでしまいました。 そして兎は自分で作った『かちかち山』の物語をおじいさんに聞かせ、大層感謝されましたとさ。
その後、兎の予想通りオオカミが絶滅した頃、兎の目論見通り『かちかち山』の話は後世に語り継がれ、今ではポピュラーな昔話として多くの人間達に認知されるようになりました。真実としての、カチカチ山戦記は闇に葬られたまま。
めでたし、めでたし。 」
| 79 アイドル 岬 2018/12/11 07:12:56 ▼ | | そういえば、自分が入れた役職に苦しめられる役職になっちゃった。 |
| 80 外来 真子 2018/12/11 07:13:09 ▼ | | し、死んでる…。 の流れはもうやった感じですね。
ニートさんは幽霊かコンピュータ様か。 骸狼も強かったけど最初からか、この二つは。 |
修道女 クリスタは遺言を書きました。 「吟遊詩人」
バニー 結良は遺言を書きました。 「バニーで看板娘とかイケるやん エロ同人待ったなし」
教育学部 伊澄は遺言を書きました。 「本物の黒幕はバニー 結良 だよ…ぐはっ…」
| 81 文学部 麻耶 2018/12/11 07:13:32 ▼ | | まあ絶対チェッカーだし村かどうかはおいおいわかるでしょ そういや裏切者フリーク的に気になるんだけど幽霊コンピも裏切り被弾するん? |
| 82 アイドル 岬 2018/12/11 07:13:33 ▼ | | |
| 84 バニー 結良 2018/12/11 07:14:04 ▼ | | |
| 85 ウェイトレス 南 2018/12/11 07:14:29 ▼ | | 自分が入れた役職は、どっか行っちゃいましたよ。 誰かの元に届いてるんですかねえ……。 コーヒーおかわりいかがですか〜〜? |
| 86 アイドル 岬 2018/12/11 07:14:34 ▼ | | |
アイドル 岬 が時間を進めるを選択しました。
| 87 バニー 結良 2018/12/11 07:14:59 ▼ | | |
| 88 カメラマン つくね 2018/12/11 07:14:59 ▼ | | そういえば希望役職言えば配役だいたいわかるっす? でも嘘言う人いるでしょうからねー。 |
| 89 看護師 小百合 2018/12/11 07:15:18 ▼ | | 希望役職は言及していいと思います。
希望役職の中でランダム(PPチェッカーにより、編成バランスがオカシイ場合は弾かれて村側役職がランダムで混ざる) という編成でしたよね? |
| 90 文学部 麻耶 2018/12/11 07:15:35 ▼ | | んー 個人的には面白みがなくなるしメタで信用得る人外も出てきそうだしあんま言わんでほしいけど まあ蹴られてたりもあるだろうから個人の裁量に任せますわ |
| 92 教育学部 伊澄 2018/12/11 07:15:47 ▼ | | >>85 コーヒーひとつくださいな。 自分が希望した役職になりたかったなぁ… |
| 93 看護師 小百合 2018/12/11 07:15:58 ▼ | | 死者に矢は打てない気がするので、大丈夫では…?>矢 |
| 94 バニー 結良 2018/12/11 07:16:01 ▼ | | |
お忍び ヴィクトリアは遺言を書きました。 「ほぼ素村です。 ヴィクトリア」
| 96 ファン 紅 2018/12/11 07:16:38 ▼ | | |
| 98 文学部 麻耶 2018/12/11 07:16:41 ▼ | | >>95 死ぬ(公開される)までならいつでも何度でも |
| 99 バニー 結良 2018/12/11 07:16:59 ▼ | | |
| *1 ファン 紅 2018/12/11 07:17:03 ▼ | | |
| /2 看護師 小百合 2018/12/11 07:17:16 ▼ | | よろしくおねがいします。 キャバ嬢さんの役職は多分私がシューッってやってピッて希望した役職っぽいな。
実質希望通り! |
| 100 ファン 紅 2018/12/11 07:17:23 ▼ | | |
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