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7063村 【廃村】

情報 1日目 最新 |

-16 う゛ぁれっと れおん (reiarui) 2016/05/10 17:40:45
公開されない独り言
-17 う゛ぁれっと れおん (reiarui) 2016/05/10 17:41:01
あ、意外と少ない
荒らしてる人いるかと思った
-26 う゛ぁれっと れおん (reiarui) 2016/05/16 13:30:08
個人的に体格優位が右、精神的優位が左が好きです
性別……?
-33 提供 べーる (reiarui) 2016/05/29 16:27:39
胃にベール!セルベール!!
-49 (*≧∀≦*) ぞあ (絹) 2016/07/25 23:40:29
あのね、ヤンデレにも種類があると思うんだ
ヤンデレと聞いて皆が想像するのは、貴方を殺して私も死ぬタイプだろう。それもとてもいい。
だがな、密かに毎日同じ事をして同じものを食べて過ごしたり、普通に好きだった子が少しづつ壊れてくようなものもいいと思うんだ。
ヤンデレのヤンは病み、可能性は無限大、ラブ&ピース!愛だよ愛!
-50 (*≧∀≦*) ぞあ (絹) 2016/07/28 23:17:07
もう村なんて希望しないし!!
ばかあ!!
-51 (*≧∀≦*) ぞあ (絹) 2016/07/28 23:17:52
疎外感凄いんじゃ
恐怖が強まったワイとは大違いやな(◉ ͜ ◉)
-52 (*≧∀≦*) ぞあ (絹) 2016/07/28 23:18:41
この村落ちてもログ辿る人はいないでしょ。
-53 (*≧∀≦*) ぞあ (絹) 2016/07/28 23:20:55
もう誰歓行こうだなんて
言わないよ絶対〜(者)
-63 (*≧∀≦*) ぞあ (絹) 2016/09/11 20:54:06
-74 魂の るすらん (reiarui) 2016/12/01 23:48:54
【7449村】
-75 魂の るすらん (reiarui) 2016/12/01 23:49:10
ミスったつら
[ねじれ天国 7449村]
-93 めぎつね さまりあ (reiarui) 2017/02/03 15:50:47
【11/100】
-102 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/03/10 02:25:25
【6/6】【6/6】【6/6】
-103 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/03/10 02:29:08
CONかなー
【4/6】【1/6】【6/6】
-104 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/03/10 02:29:32
【6/6】【5/6】【5/6】
-110 なんとか仮面様 むじな (reiarui) 2017/04/08 10:05:47
……目が、覚めた。
なぜだか頭がぼんやりとした。
まるで、頭が考えることを拒否しているかのように。
……珍しい。
普段からいつも命の危機を感じていたんだ。こんな目覚めは久々だ。
ぼんやりとしたまま進める足。
重い。体が、重い。
ふと教室で止まったその歩みは、そう。自分に現実を気がつかせた。
……あぁ、そうか。
あれは、全て夢になったのか。
俺が死んだ事も、師匠が死んだ事も、仇敵が死んだ事も。
全て、夢に。
……いや。
……あの夢は、夢のようで、夢じゃない。
分かる。直感。目の前の奴ら。
全て、思い出した。

……いつだっただろう。
人が死ぬ、ということを。あの時の俺はきちんと理解していただろうか。
ごく普通の家庭の居間に、普通血の海なんて……見ないだろ?
凄惨な光景。忘れるわけがない。
……あぁ、やめだ。思い出すのは。気分が悪ぃ。

それにしても、だ。
全てが終わったと気を抜いたのが間違いだったか。
諜報員という立場。決して、知られてはならない、秘密。
仇討ちすべき相手は未だ生きている。
夢は、所詮、夢。
夢で無力さは実感した。
だから、なんだ。
そもそも、実力でなく夢の力に頼った俺が愚かだったのだろう。
あぁ、馬鹿馬鹿しい。
己も、夢も。全て。
馬鹿馬鹿しい。
……なぁ?自分は分かってんだろ?
夢は現実で塗りつぶしてしまえばいい。
それは、美しい、赤に。


……あの学園に近寄らなくなって久しい。
そもそも発端は、中々珍しい招待だと俺が食い付いたからだ。
仕事の幅の拡大と。
何より、普通の生活、というものに興味があった。
まぁどうやら、俺にはそもそも縁がなかったみてぇだけどよ。
幼い頃から復讐に賭した俺の人生。
普通、とやらも正直理想でしかない。
その理想も、俺にとっての理想か俺には分からない。
分からない、何も。

…………なぁ、知ってるか?
俺、仇返し済んだんだぜ。
学園から解放されて次に向かった隠密先で得た情報は、俺と犯人とを繋いだ。
初めて、己の手を汚した。
いつか見た、凄惨な赤。
今や、恍惚の赤。
あぁ……人殺し、なぁ……。
あの日赤に染めたナイフをくるくると回す。
そのまま目の前に広がる海へと投げる。
ぐらり。目眩がする。
おかしい。何かが、おかしい。
これに殺されたのは、誰だったか。
仇敵か?親か?師匠か?
……それとも、俺?

復讐に賭した俺の人生はなんだったか。
もう憎き相手は、いない。
俺の人生は。復讐は。終わった。
虚無感?罪悪感?……俺はそれを知らない。
ぽつり。
いつの間に空は灰に染まったらしい。
俺の頬を伝うのは雨か、それとも


Dear.X
いつか、必ず


-111 なんとか仮面様 むじな (reiarui) 2017/04/08 10:20:21
……目が、覚めた。
なぜだか頭がぼんやりとした。
まるで、頭が考えることを拒否しているかのように。
……珍しい。
普段からいつも命の危機を感じていたんだ。こんな目覚めは久々だ。
ぼんやりとしたまま進める足。
重い。体が、重い。
ふと教室で止まったその歩みは自分に現実を気がつかせた。
……あぁ、そうか。
あれは、全て夢になったのか。
俺が死んだ事も、師匠が死んだ事も、仇敵が死んだ事も。
全て、夢に。
……いや。
……あの夢は、夢のようで、夢じゃない。
分かる。直感。目の前の奴ら。
全て、思い出した。

……いつだっただろう。
人が死ぬ、ということを。あの時の俺はきちんと理解していただろうか。
普通、家庭の居間に血の海なんて見ないだろ?
肝脳塗地。凄惨な光景。忘れるわけがない。
……あぁ、やめだ。思い出すのは。気分が悪ぃ。

……それにしても、だ。
全てが終わったと気を抜いたのが間違いだったか。
諜報員という立場。決して、知られてはならない、秘密。
仇討ちすべき相手は未だ生きている。
夢は、所詮、夢。
夢で無力さは実感した。
だから、なんだ。
そもそも、夢の力に頼った俺が愚かだったのだろう。
あぁ、馬鹿馬鹿しい。
己も、夢も。全て。
馬鹿馬鹿しい。
……なぁ?自分は分かってんだろ?
夢は現実で塗りつぶしてしまえばいい。
それは、美しい、赤に。


……あの学園に近寄らなくなって久しい。
そもそも事の発端は、中々珍しい招待だと俺が食い付いた事だ。
仕事の幅の拡大と。
何より、普通の生活、というものに興味があった。
まぁどうやら、俺にはそもそも縁がなかったみてぇだけどよ。
幼い頃から復讐に賭した俺の人生。
普通、とやらも正直理想でしかない。
その理想も、俺にとっての理想か俺には分からない。
分からない、何も。

…………なぁ、知ってるか?
俺、仇返し済んだんだぜ。
学園から解放されて次に向かった隠密先で得た情報は、俺と犯人とを繋いだ。
初めて、己の手を汚した。
いつか見た、凄惨な赤。
今や、恍惚の赤。
あぁ……人殺し、なぁ……。
あの日赤に染めたナイフをくるくると回す。
そのまま目の前に広がる海へと投げる。
ぐらり。目眩がする。
おかしい。何かが、おかしい。
これに殺されたのは、誰だったか。
仇敵か?親か?師匠か?
……それとも、俺?

復讐に賭した俺の人生はなんだったか。
もう憎き相手は、いない。
俺の人生は。復讐は。終わった。
虚無感?罪悪感?……俺はそれを知らない。
ぽつり。
いつの間に空は灰に染まったらしい。
俺の頬を伝うのは雨か、それとも


Dear.X
いつか、必ず

-112 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/04/08 16:18:59
#EP
目が覚めたら、そこには見知った天井があった。

俺は生きていて、環境はあの日と何も変わっていない。何も。
‥‥夢だったんだろうか?そう呟き、俺は1日の行動を開始した。

学園に向かう途中、夢について思案する。
誰かを殺そうと提案した。その人が死んだ。マコがいた。沢山の人がいた。俺は確かに悪意を持っていた。俺は死んだ。俺は悪人ではないと言った。
‥‥俺は善人なんだろうか?分からない。電車が駅についた。

‥‥ふと、夢の中で仲間だった少女を思い出した。平和の為に、自分の夢を使っていた人。
正直、俺にはスケールがでかすぎてキャパオーバーな話だったけれど‥‥いい人か悪い人かで言えば、悪い人では無かったのだろう。きっと。
俺にはあんな事到底出来ないけど。でも、少しだけ、いい事するように意識してみようかな。とか、柄にもなく思う。
学園についた。

そういえば、夢の中でマコと遊びに行く約束をした気がする。
‥‥これからは、ちょくちょく遊びに誘ってみようか。
‥‥いや、金が足りない。バイトでも見つけなければ。何がいいだろう。

教室についた。「7-C」。俺が叶えてしまった夢から逃げるために選んだ学園。夢の中で見た学園。

俺は、教室の扉を開く。
-132 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/09/16 01:11:35
殺した
-133 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/09/16 02:32:50
…この研究所に所属して、何年経つだろうか?もうずっと、ここにいる気がする。
いつからここに居たっけ…と、思い出そうとして。頭に霞がかかる。ズキンと痛む。
痛いのは好きではないし、そんなに重要な事でもないだろう。俺は考えるのをやめた。

今日の実験中、何かが一つ、コロンと落ちた。
そういえば、こんな風に被検体を逃がした事があったな…と、考える。捕まえて、殺したんだっけ。
いや、逃げられた気がする。殺したかった、気がする。何でだっけか。後で聞いてみよう。

夕方だ。
今日もいつも通り、セトと窓際でくだらない話をする。茜色に染まるセトは、とても綺麗だと思う。
逃がした被検体の話をした。思い出せないんだ、と。セトはカタカタと笑った。
「過去の事なんか思い出して、どうするんですか?」
「思い出したところで、もう修正なんて効かないんですから。」
「そんなことより、未来の事を考えましょう。そういえば、先輩―――」
そうだな、と笑う。笑うセトは、光が反射して綺麗だ。ずっと大切にしているから。
セトが先輩と呼ぶから、きっと俺は先輩なんだろう。先輩は、後輩を守らなければ。大切な後輩。
大事な後輩。
大好きな後輩。

ふと、不安に駆られる。セトが目の前から消えてしまうのではないか、という根拠の無い不安。俺はさめざめと泣きながら、セトを抱きしめる。セトの体温を感じる。セトはなんやかんや言いながら、今日も受け入れるのだ。
毎日の通過儀礼と化した、くだらない事だけど。そんなくだらない事こそが、大切なのだと、今は思うのだ。

さあ、やる事が無くなった。帰ろう、帰ろう。セトと共に。繰り返す日常の終着点へ。始点へ。
-134 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/09/16 17:40:37
最後の方は、唖然としていたと思う。
凄いなあ、と。やがて大地が揺れ、意識がブレて――――


少し時間が経って。
やがてセトになるものの外殻に、そっと手を触れてみる。凡人である自分には、旧人類でしかない自分には到底理解出来ないであろう技術。
…こんなことはもうこりごりだな、と思った。異形、失踪、人々の思惑が交差する。特別に駄目な自分を実感させられる。
自分が死ぬのは出来れば嫌だし、セトが本当に居なくなってしまえば、今の自分には耐えられないだろう。
セトはセトの人生を歩むべきで、俺は俺の人生を歩むべきで。
依存しすぎているかな、とも感じる。これからは少し距離を置くべきだろうか。そんなこと、出来るかどうか分からないけれど。
やがて、元の日常に戻るんだろうか?
もしかしたら記憶処理がされるかもしれないが。もうあの幻覚について調べるのはやめようと思った。脳の錯覚だったのだ、と自分の中で納得してしまったから。

とりあえず、全てに方が付いたら…たまには、食事を奢ってやっても良いかもしれないな。
それから、また忙しくなるまでに平穏で景色の綺麗な場所を探そう。
我ながら、なんて普通の発想だ。笑みが漏れる。
それから、この箱も返さなければ。…暗示の事を謝って、許して貰えるかは分からないけれど。今くらいは、楽観的思考に浸っても許されるんじゃないか?と思う。

この事件を経て、少し卑屈で内向的になった自覚がある。
でも、自分はセトの先輩なのだ。だから暗い部分は隠して、胸を張って、頑張って生きようと思う。
今日も、明日も。
-135 しんださかなのめ いわな (絹) 2017/09/16 17:50:00
今日も、平穏で幸せな「先輩」としての1日が始まる。

穏やかで、景色の綺麗な場所。
そんな場所に、この研究所はある。
…ここに所属して、何年経つだろうか?もうずっと、ここにいる気がする。
いつからここに居たっけ…と、思い出そうとして。頭に霞がかかる。ズキンと痛む。
痛いのは好きではないし、そんなに重要な事でもないだろう。俺は考えるのをやめた。

今日の実験中、何かが一つ、コロンと落ちた。
そういえば、こんな風に被検体に逃げられた事があったな…と、考える。捕まえて、殺したんだっけ。
いや、逃げられた気がする。殺したかった、気がする。ほのかに怒りと悲しみが思考を支配する。何故だろう。後で聞いてみよう。

夕方だ。
今日もいつも通り、セトと窓際でくだらない話をする。茜色に染まるセトは、とても綺麗だと思う。
逃がした被検体の話をした。思い出せないんだ、と。セトはカタカタと笑った。
「過去の事なんか思い出して、どうするんですか?」
「思い出したところで、もう修正なんて効かないんですから。」
「そんなことより、未来の事を考えましょう。そういえば、ヘクター先輩―――」
そうだな、と笑う。笑うセトは、光が反射して美しい。ずっと大切にしているから。
セトが先輩と呼ぶから、きっと俺は先輩なんだろう。先輩は、後輩を守らなければ。
大切な後輩。
大事な後輩。
大好きな後輩。

話していて…ふと、不安に駆られる。セトが目の前から消えてしまうのではないか、という根拠の無い不安。俺はさめざめと泣きながら、セトを抱きしめる。体温を感じる。額に口付けを落とす。セトはなんやかんや言いながら、今日も受け入れるのだ。
毎日の通過儀礼と化した、くだらない事だけど。そんなくだらない事こそが、大切なのだと、今こそ思う。
セトの事を、沢山褒めたい。綺麗。魅力的。美しい。カッコいい。そう言う度にセトは軽く照れるのだ。その姿も、とても可愛い。
セトと、死ぬその時まで一緒に居たいと思う。
もう離したくない、と強く感じる。後悔したくない。セトが俺の世界から居なくなってしまったら、俺はきっと耐えられない。

さあ、やる事が無くなった。帰ろう、帰ろう。セトと共に。繰り返す日常の終点へ。
哀れな狂人は、今日も1日を終える。
-180 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2019/10/03 12:45:30
【3/5】
-181 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2019/11/02 15:46:26
…あは、 やっと手に入れた……可愛いボクのヘンリーくん

(理解できていない様子の相手を気にかけることもなく、跨り見下ろしたままにうっとりと目を細めてその頬を掌で、まるで宝物に触れるかのようにそっと撫でる。その目からは光が失われ、ただただ自らの深い欲を映した)

ずっとずっと、こうしたくてたまらなかったんだ…
キミを二人だけの家に閉じ込めて、ボクだけのものにする…
そしたらキミは永遠にボクのことしか見ないし、ボクのことだけしか愛さないでしょ?
ボクはずっと、ずっと…ヘンリーくんのことしか見てないから……これでお揃いだね

ヘンリーくんと一緒になるためにね、ボク色々用意してたんだ
この家だって、キミと暮らすために用意したんだよ…
二人で暮らすのに十分な部屋と二人がけのソファに二人分の食器、二人で寝るのにぴったりな大きなベッド……まだ欲しいものがあるなら、今度二人で買いに行こうね
食器も洋服も全部お揃いなんだ。だって一緒がいいでしょ?
この部屋だって、二人で暮らすのを邪魔されたくないから。なるべく人通りの少なくて、且つ周りに気にされにくい人の多い場所の……ここにしたんだ
そしたら、二人で出かけるときも誰にも見つからずに出かけられて、二人だけの時間を過ごせるでしょ?
このレッグカフだって、キミのために用意したんだ
痛くなっちゃだめだけど、抜け出せたら意味がないからって探すのに苦労したんだよ。褒めて?
…ホントは最悪キミを眠らせて既成事実でも作り上げようかなって思ってたけど……キミから欲しがってくれたから、睡眠薬もローションも全部使わなくて済んじゃった
…あは……キミのボクへの想いが抑圧されて増幅してたのは知ってたけど、ここまで……ここまでボクのことを欲しがってくれるって思ってなかったから、嬉しかったなぁ
そうそう……ヘンリーくんと幸せになるならさ、やっぱりこういう体の繋がりも必要でしょ?
だから、キミがボクを抱きたいって言っても、ボクに抱かれたいって言ってもいいように、ボクちゃーんと用意してたんだぁ
胸もちゃんと使えるようになるまで一人で開発するの凄く大変だったけど、ヘンリーくんが嬉しそうに食べてくれたから、やっぱりやっといてよかったなぁ
後ろも慣らすの時間かかったし痛かったけど、キミのを直ぐに受け入れるためにはやっぱ必要だったし、頑張ってよかった
あは…これから沢山、可愛がってね?ヘンリーくん

(普段必要以上に多くは語らず、また自分のことはさっぱり話さないけれど、今は伝えたいことが多すぎてまくし立てるように話してしまう。全部全部、ヘンリーくんのため。全部、二人で幸せになるためにやったことだから。ヘンリーくんも、大好きなボクと二人で幸せになれるんだから、きっと喜んで褒めてくれるでしょ?)

前キミが隣にいるのに客と仲良く話してキミが妬いてたのも、気まぐれにキミの家に遊びに行って誘惑まがいのことをしてキミを期待させたのも。今日のあの時ボクが普段と違う方に曲がったのも、キミがボクをつけてきたのも。全部全部全部全部、ぜーんぶ、ボクが仕組んだことだよ
ヘンリーくんにもっと好きになってほしくて、ヘンリーくんにもっとボクを見てほしくて
それで、早く二人で幸せになりたかったから
ね?ボク、ヘンリーくんのために頑張ってたでしょ?

(今は何が起こったかわかってないから困惑してるけど、だけど、ボクが二人のために沢山やってきたってきっとわかってくれるはず。喜んでくれるはず)

あは……これからは、家に帰ったらすぐにヘンリーくんに会えるんだね…
ヘンリーくんといつでも話せて、いつでも会える…いつでも触れ合えるし、いつでも触ってもらえる…
幸せだなぁ…ね、幸せだね、ヘンリーくん?

(手を頬から離して、自分の下に敷いた相手の背中に腕を回し優しく、それは恐ろしいほどに優しく、相手の体を起こして抱きしめた。素肌がより触れ合って温かい。なんだか、本当に一つになれたみたいな気持ちに包まれる。幸せだ。幸せだね、ヘンリーくん。これでやっと、二人で幸せになれるね)
-182 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2020/03/10 21:08:10
(咎める様な声が耳に届く。傷つけた。表情を見なくてもわかる。俺は、決して彼女に辛い思いをさせたいんじゃない。ずっとずっと、笑顔でいてほしいのに。上手く振舞えないことがもどかしくて、曖昧な表情で奥歯を噛み締めた
…何度だって恨んだんだ。自分が獣人であることを。もし……もし俺が普通の人間なら、普通の人間として彼女を幸せにできたかもしれない
……なんて、意気地なしの言い訳だなんて分かってる。ずっと前から気が付かない振りをしていた彼女に抱く恋慕の情も、こんな俺では、彼女に釣り合わないことも。……俺にできる事は、一つしかないことも)

……なあ、ニーナ
俺に、攫われてくれないか

(好きだ、とか付き合おう、とか。もっと前に伝えるべき言葉はいくらでもあった。だけど、思わずこの言葉が口をついて出てしまったのだ。思い付きなんかじゃない。だけど、この言葉がニーナを苦しませることを知っていたから。俺が、彼女が全てを失ってでも、今以上に幸せにできる自信がなかったから
それでも彼女が自分の目の前で、自分じゃない、好きでもない誰かの隣で"いい子"にしているのを見ることを想像することは恐ろしかった。俺なら、もっと彼女を幸せにできるのに。笑顔にできるのに。…俺なら、彼女の幸せの為に何でもするのに。さっき彼女の横顔を見た俺の穏やかさは、きっとそんな決意だった)

ニーナの笑顔の為に、何でもする
俺に、ニーナを幸せにする権利をちょうだい

(拙い文句だけれど、駆け落ちが容易でないことくらいわかる。いつになく真剣な眼差しで、表情で向き合って。本気だって、伝わってほしい。暖かい風が頬を撫でるけれど、まるで時間が止まったように感じた)
-184 ごいけんばん くう゛ぁるつ (reiarui) 2020/06/12 19:46:26
(読むのに、どのくらいの時間がかかっただろうか?
わからない。わからないし、もう気にするまでもなかった。
手紙を濡らしたくはなかったのに、どうしても涙は溢れて。
ところどころ、涙でインクが滲んでしまった。

……どこまでも、優しい人。
きっと私を縛り付けたくなくて、愛していると書かなかったのだろう。
ただただ、私の幸せだけを願って

あのね、あなたはよく、エディが一番だ!なんて褒めてくれたけれど。
私にとってはいつだって、あなたが一番だった。
私の料理を一番美味しそうに食べてくれたのも、喜んでくれたのも。私を一番に想ってくれて、一番傍にいてくれたのも。
私を一番幸せにしてくれたのも、テイトさんだった。

私は、あなたを幸せにできていたかな?
私が、あなたと過ごす時間を幸せだと思っていたように、あなたもそう思ってくれていたなら嬉しいな。
でもそれは、ちょっと欲張りかな?

…あなたがいつだって、最期まで、私の幸せを望んでくれていたのはしってるの。
でも、ごめんね。
あなたの代わりなんて、私にはきっと、見つけられない。
あなたと過ごした時間はかけがえのないもので、私の中の、本当に大切なものだから。
…お願い。だからまだ、あなたのお嫁さんでいさせて
…重いかな?あはは、ごめんね

…あなたなしに、私は完璧完璧になれるかな?
あんまり、自信ないや
ずっと、あなたに頼りっぱなしだったから
…だけど、いつか完璧完璧になれるまで
あなたが胸を張って誇れるような妻になれるように頑張るから

私のことを、傍で見守っていてくれますか?)

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