さて、やって来たのは北海道札幌市中央区に位置する狸小路である。
道民なら誰もが知っている−いゃ、それは言い過ぎたかも知れないが、それでも有名どころだ。
それでは、この中から肉を扱っている飲食店を漁るか。
−そんなこんなで、3件目、○ぎ○。伏せ字が多い。
とりあえず、店内に入る。うん。普通の飲食店だ。多分。
そして、料理を注文し、食べ終わったところで。
皿に何か見えた。
いや、気のせいか。
そう思って店を出る。
拉致された。
一瞬だった。
大男に担がれ、路地裏まで入れられた。
何があったかは分からない。
いや、拉致されたのか、うん。
混乱してきた。
「デゼル、頼む。」
大男が渋い声で行った。
自分と大男は、壁の中に引きずりこまれた。
H×Hにこんな人いた気がする。
そうして、引きずりこまれた先には、−町?
そして−
大きな洋城が少し離れたところにそびえたっていた。