#RS300年もの間、魔王は世界を支配した。
元人間である為か、積極的に人間を滅ぼそうとはしなかったが、その支配は苛烈を極めた。
気まぐれに生命が奪われ、秩序とは魔王の心持ちに過ぎなかった。
そして300年後、再び死蝕の時。
また赤子が一人、生き延びた。
運命の子だ。
魔王がもう一人増えるのか……と思ったが、その子供は聖王となった。
人々の希望を束ね、魔王をぶっ殺し、四魔貴族をボコボコのボコにしてアビスの底へと追い返した。
余談だが、この時のボコられ具合がトラウマとなり、四魔貴族は地上に赴かず影だけを送って干渉するようになる。
それで一応世界はそれなりに平和になり、更に300年後。
死蝕の時。
また、赤子が生き残った。
その子は魔王か、聖王か。(RS3のキャッチコピー)
それでRS3では色々あって、今度は魔王でも聖王でもなく神王が生まれるとか言われて神王教団が生まれて無茶苦茶したりする。
結論としては、運命の子は二人居たッ!!!
生命と死、二つを司る宿命の子!
手を取り合い、破壊の宿命に打ち克った!
───と、思われていた。