| *2 女中 ジェイン 2017/09/15 07:16:01 ▼ | | …ノエル様、これで帰れそうですね まさか扉がリンミュール様の家のそばにあったなんて… |
| 3 女中 ジェイン 2017/09/15 07:28:14 ▼ | | ………………はい、そうですね 本日はサリエーラ様でございます |
女中 ジェインは、何かを我慢しているようだ 2017/09/15 07:34:25
| 10 女中 ジェイン 2017/09/15 07:52:18 ▼ | | 確かに、私は大切な人が消えてしまいました …それだけでなく、私は今も罪を重ねています 必要な犠牲とはいえ…心苦しいものですね |
| 12 女中 ジェイン 2017/09/15 08:29:13 ▼ | | …20年前ほど前のことです とある研究によって、表の世界と裏の世界が繋がってしまいました その影響で何名かが裏の世界に取り込まれてしまいました 数日後…取り込まれてた者の生死が判明した後、生存者を救出し、その扉を閉じました 生還したのはとある少女だけでした… …その事件は表には知られてはならないということで、人々の記憶から消去されました …昔話は以上になります |
| 13 女中 ジェイン 2017/09/15 08:39:41 ▼ | | ここからは現在のお話になります 扉が閉ざした後、彼女は普通に生活をしていました ですが…最近、またその扉が開かれてしまったのです 扉を開いた者は裏の世界へ取り込まれてしまいました
次の日に商人が、そのまた次の日には咎人が、そのまた次の日は幼い娘が消えました …彼女は怖かったです、親しかったものを、本能の赴くままに…裏の世界へと誘ってしまったことが
…この話からわかるかもしれませんが、彼女が今回の事件の犯人だったのです |
| *3 女中 ジェイン 2017/09/15 16:38:22 ▼ | | …いずれはわかる話でした ですが…ノエル様は罪なき人として記憶されますよう… |
| 19 女中 ジェイン 2017/09/15 16:53:58 ▼ | | …? いえ、巻き込まれたのは研究に関わっていた方だけではありませんよ? |
| *7 女中 ジェイン 2017/09/15 18:26:43 ▼ | | ……良いんです 誰が襲ったとはいえ、襲う事を知っていた私だって同罪ですから |
| *10 女中 ジェイン 2017/09/15 18:30:19 ▼ | | …ノエル様こそ、お強いです 私が襲うのを躊躇った日だって…ノエル様は襲ってくださいましたから |
| *11 女中 ジェイン 2017/09/15 18:31:08 ▼ | | …最低最悪の悪女と罵られようと構いませんから それがお似合いかと思われます…少なくとも、今の私には |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私が全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように、私や犠牲になってしまった皆様が幸せになれなかった分も幸せになってください…」
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私が全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように、私や犠牲になってしまった皆様の分も幸せになってください…」
| 34 女中 ジェイン 2017/09/15 19:01:54 ▼ | | …そうであったらどれほど良かったのでしょう ですが、誰かが犠牲にならないとこの失踪事件は終わりませんよ? それでも…私を、普通の人だと言い、本日も夜を迎えられますか? |
| 39 女中 ジェイン 2017/09/15 19:05:00 ▼ | | 嫌です…嫌…っ! 私、私を人柱にして下さい…ノエル様がそんなことするなんて…ダメです…!! |
| 43 女中 ジェイン 2017/09/15 19:07:41 ▼ | | 私…旦那様に会わせる顔なんてないんです もう、何処へ行くこともできません ですから…ノエル様がそんなことをすることは…ダメです… |
| 54 女中 ジェイン 2017/09/15 19:27:39 ▼ | | …旦那様を襲った私に罪がない…そんなこと、あるわけないじゃないですかっ!! だから…ダメです…ノエル様は… |
| 55 女中 ジェイン 2017/09/15 19:38:47 ▼ | | …ダンテ様の条件に当てはまるのは私達二人だけです アーサー様、申し訳ございません …私のような異形なものが、この街で生活をしていて… |
| 59 女中 ジェイン 2017/09/15 19:57:53 ▼ | | …裏の世界へ行ってしまった方々の蘇生は効くものなのでしょうか? |
| 66 女中 ジェイン 2017/09/15 20:22:45 ▼ | | その場合…ダンテ様はどうなさるおつもりですか? 私達と同じように裏の世界に留まれば自然に体が蝕まれて行きますが…? |
| 67 女中 ジェイン 2017/09/15 20:27:24 ▼ | | …いえ、蝕まれて行くわけではありません 可能性がある、ということですね |
| 69 女中 ジェイン 2017/09/15 21:12:17 ▼ | | …………いえ、やはりそういう訳にはいきません これは私が起こした問題です 故に…私にけじめをつけさせて頂きたいです… |
女中 ジェイン は襲撃対象選択を取り消します。
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私が全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように…」
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私はここでの全ての罪を背負い、ここに散りましょう 私が言うべきことではないと思います、ですが…言わせてください 皆様に幸せが訪れますように…」
| -6 女中 ジェイン 2017/09/15 22:03:04 ▼ | | ………このままでは夜が来てしまいます もう、話し合いの余地はありません… |
| 72 女中 ジェイン 2017/09/15 22:08:40 ▼ | | …それでは解決になりません 蝕まれた者がこちらに戻れば、今回と同様なことが起こります |
| 74 女中 ジェイン 2017/09/15 22:14:52 ▼ | | …ふふっ? 考えてみて下さい…私達が襲ったのですよ? 既に蝕まれている可能性だってあるんです、そうなると…もしこちらの世界へ戻した時、どうなってしまうのでしょうね? |
| 77 女中 ジェイン 2017/09/15 22:25:23 ▼ | | …本来は知り得ぬ事実を何故知っているのかは私にはわかりかねます ですが…アーサー様、統率者であろうとも知ってて良い事実と知らない方が良い事実もあるのです …ですから、そんなに気を落とさないで下さい |
| 79 女中 ジェイン 2017/09/15 22:34:11 ▼ | | はい……だって…もう、手遅れですよ? 残念ながら…裏の世界に行った者はまず無事ではありません、無事なはずがないんです あちらには…異形の者がたくさんいますから |
| 80 女中 ジェイン 2017/09/15 22:38:21 ▼ | | …どうか、諦めて下さい
…扉が勝手に閉まってくれると言うのならノエル様とこのまま帰りたいところなのですが… |
| 89 女中 ジェイン 2017/09/15 23:13:59 ▼ | | 成功する保証がないものをよく希望として見られますね? 私は…研究や実験する人々をあまり好かないですからね 事実、私達が取り込まれてしまったのも…研究のせいなのですから |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「私はここでの全ての罪を背負い、ここに散りましょう」
| 91 女中 ジェイン 2017/09/15 23:15:44 ▼ | | …ノエル様? まさか…この者を連れて帰るおつもりですか? |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「旦那様…お慕いしておりました ですが、もう二度とお会いすることもないでしょう…
素晴らしい方とのご縁がありますように… どうか、お元気でいてくださいね…」
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「旦那様…お慕いしておりました ですが、もう二度とお会いすることもないでしょう… いえ、会うことがあったにしても私が旦那様に会わせる顔などございません… 旦那様を襲ってしまったこと、それは今でも悔いてます…ですから…
素晴らしい方とのご縁がありますように… どうか、お元気でいてくださいね…」
| 95 女中 ジェイン 2017/09/15 23:21:06 ▼ | | …これが誰も不幸にならないですか? …何処がですか?魔力を最大限まで利用する方法を使えば、ロザベラ様は…
間違いなく死にますよ? |
| 102 女中 ジェイン 2017/09/15 23:31:46 ▼ | | …私を祓おうとももう手遅れですよ 既に取り込まれていますからね |
| 108 女中 ジェイン 2017/09/15 23:41:14 ▼ | | …犠牲はつきものです 誰の犠牲も無い、そんな世界があるわけないんです ですから… |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「旦那様…お慕いしておりました ですが、もう二度とお会いすることもないでしょう… いえ、会うことがあったにしても私が旦那様に会わせる顔などございません… 旦那様を襲ってしまったこと、それは今でも悔いてます…ですから…
…さようなら」
| 110 女中 ジェイン 2017/09/15 23:44:40 ▼ | | …ロザベラ様は生きております ですが、裏の世界に取り込まれてしまった方々の生存率は極めて低いです …それを考えるのなら、これしかありません |
| *17 女中 ジェイン 2017/09/15 23:51:41 ▼ | | …不思議といいますか、馬鹿といいますか… ふふっ…それを考えると変な方々ですね 確かにナタリア様の反応が正解ですが…ふふっ、まあいいですね
さぁ、帰りましょう 私達が帰るべき世界へ… |
| 121 女中 ジェイン 2017/09/15 23:54:47 ▼ | | …? これは…裏の世界に帰るわけではなかったのですか…? |
女中 ジェインは遺言を書きなおしました。 「…私の罪は許されないです 一生をかけてでも償いますから…」
| 127 女中 ジェイン 2017/09/15 23:57:32 ▼ | | 実際…私自身は望んでおりません こんな私では…旦那様に会わせる顔などございませんから |
| 142 女中 ジェイン (Miora525) 2017/09/17 21:14:25 ▼ | | 『1:扉が閉じる前』 私は最後の最後まで、皆さんの意見に反対しました …そんな夢みたいな話、あるわけないのですから。 だから…失敗するんです、絶対に 希望なんて…もう、何処にもないんですから |
| 143 女中 ジェイン (Miora525) 2017/09/17 21:25:15 ▼ | | 『2:その後』 …再び目を開けると、私が襲ったはずの旦那様がいました …何だかいつもと様子が違う気が致します その時の私はまだ、意識ははっきりとしていませんでした ですが…はっきりしない意識の中でわかったことがありました 私は、私が旦那様の実験の対象だったこと、旦那様に奥様がいたこと、そして…その奥様が何者かに殺されたという事を 旦那様は静かに目を閉じました すると…旦那様が持っていた紙はみるみるうちに赤くなってしまいました…あれは、血なのでしょうか? …結果的に言ってしまうと、旦那様は私を解放してくださいました ですが…私はこれから、どうすれば良いのでしょう? 何処かへ行く事も、誰かに頼ることもできません… 意識が少しはっきりし始めて、私は考えます …でも、今の私は普通の人…普通に生活をすることだってできる…と
……………………いえ、そんなはずがありませんでした やはり、私の心は…とっくに魔に取り込まれていたのですから…実験が成功するはずもありませんでした 誰にも悟られぬように、心の奥深くに隠していた…ただ、それだけだったんです 罪を意識しながらも、人を襲っている瞬間、私は心の何処か楽しんでおりました 旦那様を襲ったときも………… …やはり、普通の人として私がこちらで暮らすこと、それは無理なのでしょうか?
他の方には私の正体はバレていますし、成功か失敗かは関係なしに私のことを警戒するに決まっています…なので、頼れる訳がないんです… でも…まだ希望はあるかもしれない、私はそう思いました ノエル様なら…私と違って成功しているかもしれない 人に戻っても私を受け入れてくださるかもしれない、そう思いました
ですが…ノエル様はこの街にいませんでした 街の誰に聞いても、ノエル様の姿は見ていないとの事でした
「…私は結局一人なのですね」 その言葉を口にしたとき、ふとある記憶が蘇りました
20年前…私が裏の世界から生還した時、私は4歳でした その頃からだったのですね、私が一人だったのは 両親は私が裏の世界に留まっている間に…他界していたんです 私は一人娘だったんです 唯一の子供だったのに…私がいなくなってしまったせいで、私の両親は………
思い出して気が付きました…その頃から、私は既に罪を重ねていたのですね… …何でしょう、これ以上忘れていたものを思い出すのも…辛いです
ですが、何となくわかったこともあります 私が記憶を失ったのは…よほど嫌なことがあり、自身が思い出したくない記憶を心の底に閉じ込めているのだと …だから、こんなに嫌な記憶を思い出したのだと、そう思いました
何処かでひっそりと暮らすというのも考えました …ですが、このまま行けば、既に魔に取り込まれた私は、裏の世界と繋がっていなくとも… 私は自我を失い、誰彼構わずに襲ってしまうのも時間の問題でしょう もう仕える方がいない以上…メイドとしての生きがいは…ないも同然です だから、私は…もう、流れに身を任せるしかありません
…人柱になっていれば、旦那様に実験されていたことや、私の犯した罪を思い出すこともなかったのでしょうか… そして、こんな末路を迎えることもなかったのでしょうか…
…全て、あの人達のせいですね あの人達が、余計なことを…しなければ…
…今更悔やんでも仕方がありませんね もう…何もかも手遅れなのですから… だから…言ったのですけれどね… 皆が幸せになれる世界…そんな甘い世界なんて…ないんですから…
…でも、もし…もし……皆が幸せになれる世界で…………叶うのなら……… もう一度誰かにお仕えして……お仕事をしたいです…………………
今まで考えもしなかった夢を考えながら、街を出ました せめて、顔見知りだけは襲いたくない…その一心で |
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