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12535村 夜見の世界とそれぞれの冀求(としったー小説村)

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-3 帽子屋 ノエル 2017/09/15 17:00:45
……あー……

やっぱ最後までかっこつかないなぁ…
20 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 17:01:55
・・・ひとまず、ジェインが異なる世界の者であることはわかった。
分かったところで解決策は出てこないが。
*4 帽子屋 ノエル 2017/09/15 17:19:09
僕のせいにしてくれても良かったのに
むしろそうしてくれたら…嬉しかったんだけどな
*6 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:02:48
よかったよ
というか悪者にしてくれてもよかったよ
何でキミが全員襲ったことになってるのさ
……セトさんには、キミは何もやってないじゃないか
22 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:03:17
門の閉じ方、分かるの?ダンテ
25 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:26:35
人柱?
-4 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:26:46
*8 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:28:16
結局行動に移してないから何もしてないってことでいいの

うーん、こういう悪役を背負わせたくはなかったんだけど
*9 帽子屋 ノエル 2017/09/15 18:28:38
なんて言うか…やっぱりキミは強いね
32 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:00:06
人柱……

だったら俺がやるよ
-5 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:00:40
もういいか
自分を飾ることも
全部やめちゃってもいいか
これで、終わる
33 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:01:16
確かに裏の民であるジェインが人柱に適任とも言えるが・・・。
別の方法はないのか?
犠牲を出す方法以外にも何か・・・。
*12 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:02:32
……どっちみち、俺のこの先が明るくなることなんてない
だったら、だったらさ
最後に恩返しくらいさせてよ
36 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:02:53
いや、ここは私が人柱となろう。
「秘匿実験」のおかげで裏とも繋がりはある。
37 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:03:57
裏の世界に関わりがある者、ここに適任者がいる
俺が犯人だよ
この一連の事件、全て俺のせい
あの子がいったことは全部嘘だから
40 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:05:13
・・・ノエル、まさか君から秘密裏に依頼されたアレはそのために・・・?
*14 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:05:15
ごめん

ありがとう
41 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:05:58
違うよロザベラさん
あれは本当に友達にあげたかっただけ
俺は魔法はからっきしだから
42 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:07:13
・・・そうか。
44 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:07:43
いや、あの話は全部嘘でもないな

20年前、裏と表が繋がった
そのせいで何人かが行方不明になった
そして、生還したのは2人だよ
ジェインさんと、俺
45 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:08:15
しかし、多少裏の知識を得た程度の私ではやはり人柱としての効果は薄いか。
すまない。
今回は助力できそうにないな。
48 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:11:28
異形のもの、ヘクターさんは見たんだっけ
あれはね、裏に取り込まれた者の末路だよ
血の匂いに誘われて、誰かを襲うバケモノになるんだ
50 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:15:28
こっちに帰ってきて20年
これだけ長い時間過ごしてたら分かったこともある
それは、「寝てる間は本能の支配はない」っていうこと
ま、これまで血の匂いがあるからっていって襲いたいって思ったことはあるっちゃあるけど行動に移したことはないんだけど
ここ数日でその衝動が強くなったんだよね
その原因が、裏とまた繋がったことってわけ
51 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:17:57
まーひどいもんだと思ったよね
もしかしたら、人間としてこのまま生きていけるんじゃないかって、ちょっとは希望持ったりしてたんだけど

でも逆にチャンスだと思った
バケモノはバケモノの世界に帰るべきだけど、その方法が分からなかったからね
それから俺は裏に帰る方法を探しに、夜の町をふらふらしてた
52 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:21:13
はじめに言ったけど、裏からの生還者は2人いた
そのうちの1人のジェインさんも、バケモノになっていたみたいだね
ある程度協力関係ではいたけど、だからと言って2人とも深夜徘徊するわけにもいかないだろう?
もし2人が別々に人を襲ったらどうなる?この町の人間はすぐに消えてしまうよ
だから、彼女にはこの数日、夜は眠ってもらうことにしてた
彼女には睡眠薬を渡していたからね、それを使ってもらってたんだ
53 帽子屋 ノエル 2017/09/15 19:23:58
てことで、ジェインさんは一連の事件の犯人ではないし、ただの20年前の事件の被害者だ
反対に俺は本能のままに人を襲った、事件の加害者

1番はじめに、ジェインさんは言ってたよ
「裏に帰った方がいいのかもしれない」って
だから、門を閉じる前に、彼女がまだ誰も襲わないうちに、裏に帰せないかな
58 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 19:51:16
・・・人柱になれぬのならば、仕方ない。
私は屍魂術と蘇生術で死者を救い出す。
禁術だろうが知ったことか。
人が死ぬくらいなら罪人にでもなった方がまだいい。
錬金術師 ロザベラは遺言を書きなおしました。
「もう、救いはない。」
61 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 20:02:02
蘇生術に限らず、裏に行ったものの魂だけでもこちらに引きずりだす魔術はある。
肉体がない者は類似の外見のホムンクルスに魂を移植する。
「秘匿実験」ですでに実証済みだ。
62 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 20:04:13
たとえ外道に落ちようとも、リンミュール、貴様だけは何としても救い出す。
異形のままで終わらせてなるものか。
64 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 20:14:59
ああ。
使用すればノーリスクではすまない、裏の秘術だ。
実際、実験の過程で多くを裏送りにした。
だが、今こうして呼び戻せるのなら安い犠牲だ。
70 帽子屋 ノエル 2017/09/15 21:26:36
何言ってんだダンテ
興味本位で裏に近づこうとするなよ
俺は反対
71 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 22:04:58
…こうなれば最後にダンテもろとも呼び戻すか?
85 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 22:51:18
・・・異形の肉体の中から、魂だけを分離する、という方法はできないだろうか?
流石に実験素材がなかったため成功する補償はないが。
88 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:00:26
分離した魂の移転先として、空のホムンクルスの素体を用意する。
あとは専用の装置に入れておけばそのうち擬似的な元の身体に戻る。
はずだ。
-8 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:07:24
代償として私の身がもつかどうかだが・・・。
おそらく言ったら止められるな。
黙っておこう。
錬金術師 ロザベラは遺言を書きなおしました。
「我が身に救いはない。」
90 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:14:58
んー、まぁダンテが言いたいことはわかるけど
本当に祓える?
93 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:19:38
・・・成功させる方法はある。
私の全魔力を収束して最大級の魔法陣を作る。
私自身がどうなるかはわからないが、これなら確実にすべての魔術をコントロールできる。
94 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:20:22
ダンテ連れて行くかはアイツの実力による
本当に裏に取り込まれたときに責任なんて取れないからね
96 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:21:11
ナタリアさん、嫌ならその帽子捨ててくれてもいいんだよ
それが正しい選択だよ
99 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:23:42
どうせ大罪クラスの禁術使うんだ、生きていても無事じゃすまない。
であれば、命の有無など些細なことだろう。
100 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:24:57
ふーん
じゃあ、ジェインさんについてるあっちから持ってきた影響、今すぐ祓ってよ
完全に魔に染まってなかったら祓えるんだろ?
104 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:34:13
・・・いっそジェインとノエルの魂も魔の影響のない肉体に移し替えるか?
107 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:38:52
>>105
多量の魔力があれば、どうにかな。
魂がこちらにある分消耗は少ないからまだどうにかなる。
111 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:45:22
魔法は失敗しないんじゃないの
術力安定のお守り持ってるんだし
114 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:47:17
>>112
ああ、ノエルに依頼された品だな。
ここで役に立つとは思わなかった。
*16 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:49:24
みんな俺たちを恨んだり憎んだりしてないし、むしろ被害者として扱ってるみたいだね
変な感じ
ナタリアさんの反応が正解なのにね
116 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:49:47
俺がお守りなんて作れるとでも?
118 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:52:12
何というか、不思議な因果の巡りだな・・・。ははっ。
120 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:52:58
さて、もう時間がない。
これより魔術を行使する。
いいか?
122 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:54:55
どうぞー
*18 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:55:43
そうだね

本当に、今までありがとう
126 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:57:18
それって寿命あるの?
129 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:58:06
・・・こちらも、転生術の準備はできた。
これより魂を引き出す。
*20 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:58:09
らしいね

要は裏の世界で過ごした後遺症がなかったことになるってことでしょ?
さて、これからどうするかな
*22 帽子屋 ノエル 2017/09/15 23:58:31
いっそ逃げてみる?
131 錬金術師 ロザベラ 2017/09/15 23:59:11
・・・・・・。
・・・・・・。
よし、ダンテ!
門を閉めろ!!
-12 帽子屋 ノエル (komachi) 2017/09/16 00:00:22
ある意味罰だよね
罪の意識しかないのに、逃がしてくれないなんてさ
132 帽子屋 ノエル (komachi) 2017/09/16 16:11:32
最終的に手に入れたものは、平穏な日々だった。

ガタン、ゴトンと列車に揺られながら、ノエルは目を閉じる。
魔の干渉のない肉体に魂を入れ替える、なんて普通じゃありえないことをやってみせられた。魔法ってやっぱ凄いんだな、とボンヤリ考えてみる。
夜にフラフラと外を歩かなくてもいいし、血を見ても襲いたくならない。20年振りの“人間”としての生活は、懐かしく思う反面不思議だとも思った。
ーーバケモノでいた時間の方が人間でいた時間よりも人生の中で多いなんて、笑うよね。
ふー、と溜息を吐き、窓の外を見る。故郷がずいぶん遠くに見える。あの町は、どうなるのだろう。
一連の事件の犯人は自分だ、と言ってみても、思いの外反応が薄かった。それどころか、裏に取り込んだ人と共に俺たちも助けられないか、という話にまでなっていた。
あまりにも平和な脳だとノエルは思った。犯人を救助対象に入れてどうする。もっと軽蔑して、罵って、「死んでしまえ」と恨まれると思っていた。
悪い奴を悪い奴だと扱わないと。いい奴と一緒の扱いをしてしまうと、そのうち痛い目を見てしまうだろうに。
そういえば、あの男はあのまま放ってきても大丈夫だったのだろうか。また空腹でぶっ倒れてないだろうか。俺の店に置いてきた手紙は見てくれただろうか。……俺のこと、なかったことにしてくれるのだろうか。
グルグルと頭にそんな疑問が浮かぶ。でも、忘れよう。もう俺はあの村には戻らない。魔法で俺に関する全ての記憶を消してくれようがくれまいが、結局はもう会わない人たちだ。

日が暮れる。もう夜だ。眠ろう。
目が覚めたら、俺の新しい人生が始まる。
窓にもたれる。目を閉じる。ノエルという人間はもういない。
新しい名前は何にしようか。どこに行こうか。何をしようか。考えながら、ノエルの意識は深い闇の中にゆっくりと落ちていった。

ーーEND【隣に誰もいない世界】
133 錬金術師 ロザベラ (Aki) 2017/09/16 16:55:56
救うべき者の中から魂のみを呼び出し、新しい肉体に移す。
自らが作った術力安定装置の作用もあり、かくして大魔術は犠牲なく成功した。

――かに思えた。
補助があったとて、表の人間に裏の大魔術を扱うのはそもそも不可能に近い。
それを成功させた代償は少なからずあった。
現に、ロザベラの右の肩口から先。そして左足の付け根から下。
それらの部分が綺麗な切り口をのこして消えていた。

それからしばらくは平和だった。
手足を失くしたところで研究は続けられるし、幸いにして禁術を使った咎めもなかった。
事件の痕跡はこれまた記憶消去の魔術で消し、彼女はまた自宅にこもりきりになった。
ある日、ロザベラは己の肩口がうずくのに気が付いた。
その疼きは日ごとに大きくなり、そして――

人ならざるモノの腕が生えてきた。

それからは左足も同様、異形のものとなり、日を追うごとに浸食は進んでいった。
今となっては、角、羽、尻尾まで生え、大きさは人間を優に超える。
そんな化け物の姿をしても、意識は消えなかった。

数年後。
夜の村を徘徊していた「彼女」は、ふと一人の人間を目にした。
気づかれないよう、背後から近づく。
しかし、やはり異形の臭いは隠せないのであろう。
男が振り向く。しかし、その目はまだ現状を理解できていない目だ。
「彼女」は告げる。
「見られてしまったからな……悪く思うなよ」

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